内容説明
新宿から松本まで一緒に行ったことにしてほしい。恋人だった刑事に嘘のアリバイ証言を頼んでいた女が殺された。十津川は問題となる時刻に起きた現金強奪事件に着目。ところが共犯と思われる銀行員も絞殺された。どちらの死体にも拷問の痕跡が。強奪犯たちを狙うXの正体は? 事件は意外な貌(かお)を見せ始めた! (講談社文庫)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
飛鳥栄司@がんサバイバー
15
謎のXと十津川警部の知恵比べ。現金強奪事件の関係者が次々と消されて行き、主犯格が殺されれば、Xへたどり着くまでの手がかりを失ってしまう時限的要素。主犯格と十津川警部がタッグを組んで罠を張るスリラー系要素。Xと某組織との意外性。『夜行列車殺人事件』ほどの派手さないが、作者初期作品の独特な欲張り系ミステリとしての出来は良い。テーマとなっている「正義」の考え方は、型にはまった感じで見るべきところは少ない。銀行強奪犯をターゲットにしているのであれば、鼠小僧次郎吉のような思想を全面に出しても良かったと思う。2021/07/08
エヌ氏の部屋でノックの音が・・・
2
2004年11月15日 初版2016/04/28
Nabe
2
初西村京太郎。2015/12/14
greenish 🌿
2
新宿から松本まで一緒に行ったことにしてほしい。恋人だった刑事に嘘のアリバイ証言を頼んでいた女が殺された。十津川は問題となる時刻に起きた現金強奪事件に着目。ところが共犯と思われる銀行員も絞殺された。どちらの死体にも拷問の痕跡が。強奪犯たちを狙うXの正体は?事件は意外な貌を見せ始めた。
しまちゃん
0
今まで読んだ十津川警部シリーズの中で一番引き込まれました 果たしてXは一体誰なのか? 面白かったです2015/09/22