内容説明
新宿から松本まで一緒に行ったことにしてほしい。恋人だった刑事に嘘のアリバイ証言を頼んでいた女が殺された。十津川は問題となる時刻に起きた現金強奪事件に着目。ところが共犯と思われる銀行員も絞殺された。どちらの死体にも拷問の痕跡が。強奪犯たちを狙うXの正体は? 事件は意外な貌(かお)を見せ始めた! (講談社文庫)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
飛鳥栄司@がんサバイバー
15
謎のXと十津川警部の知恵比べ。現金強奪事件の関係者が次々と消されて行き、主犯格が殺されれば、Xへたどり着くまでの手がかりを失ってしまう時限的要素。主犯格と十津川警部がタッグを組んで罠を張るスリラー系要素。Xと某組織との意外性。『夜行列車殺人事件』ほどの派手さないが、作者初期作品の独特な欲張り系ミステリとしての出来は良い。テーマとなっている「正義」の考え方は、型にはまった感じで見るべきところは少ない。銀行強奪犯をターゲットにしているのであれば、鼠小僧次郎吉のような思想を全面に出しても良かったと思う。2021/07/08
アヴィ
2
十津川班では地味な日下刑事が発端となる。婚約指輪を渡した直後から連絡不能になった元カノから連絡がきて、アリバイ工作を依頼される。刑事と知ったうえでこんな行動取る女はおらんやろ、と突っ込みたくなるが、女の殺人死体が見つかると俄然作品世界へ引き込まれるのは、いつもの西村京太郎の上手さ。十津川警部の快刀乱麻の推理で、早い段階から真犯人Xの予想はつくが、現金強奪犯やペンションオーナー女性の行方など終始サスペンスフルな展開。そして最後まで特急あずさが重要な舞台となる。2025/08/03
エヌ氏の部屋でノックの音が・・・
2
2004年11月15日 初版2016/04/28
Nabe
2
初西村京太郎。2015/12/14
greenish 🌿
2
新宿から松本まで一緒に行ったことにしてほしい。恋人だった刑事に嘘のアリバイ証言を頼んでいた女が殺された。十津川は問題となる時刻に起きた現金強奪事件に着目。ところが共犯と思われる銀行員も絞殺された。どちらの死体にも拷問の痕跡が。強奪犯たちを狙うXの正体は?事件は意外な貌を見せ始めた。