内容説明
祇園祭で賑やかな夏の京都を巡る幼馴染み女子高生――萌、咲、ミサ。陸上部の咲は、インターハイを控え張り切っていた。澄は年上男性と一緒にいるのを目撃され……少し寂しく思う萌だったが、三人はいつも一緒だよと誓い安堵する。その矢先、ミサと咲が大喧嘩!? 大学生のミユに肝試しのお化け役を任されたのだが、ミサは咲の大事なお守りをなくしてしまった! 盛りだくさんの事件を解決するのは、京都の不思議と友情パワー!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あなほりふくろう
18
幹さんの素直な文章にコンパクトなストーリー。軽く楽しめたのですが、すっきりしすぎて後に残らないのがちと寂しいところ。お役所発信ということでキャラに外連味を持たせられないのが痛いし、だったらもっと舞台たる京都の風景や催しの空気感を前面にだしても良いのでは、と思いました。2016/09/04
活字スキー
11
まさか二巻が出るとは思ってなかったので、京都弁の仲良しJK達の健在ぶりだけでだいたい満足wwそうだよ、夏の京都はイベントも多いけど観光客も多いし何よりアホほど暑いんだよ!はもかつバーガーは食べてみたいけど……。主なキャラ紹介と不思議設定の説明が済んでる分、悪く言えば前作以上に単調、良く言えば京都のあれこれをほんわかまったり楽しめる。ゆるキャラかポケ○ンの如くそこかしこに八百万の神々や精霊達の住まう京都はやっぱ最高やで!みんなイイコには違いないけど、自分はミサ推しで……て、次はあるのかな?2016/10/28
真白優樹
8
夏の京都を舞台に、少女達の問題とすれ違いを解決していく今巻。―――この友情があれば、大丈夫。アクシデントと誤解、すれ違いが積もっていき始まる不和。そんな不和に関わっていくのは八百万の神様たち、解決の原動力になるのは少女達の友情の力。九十九の神様達不思議サイドではなく友情に焦点を当てた今巻は、今まで積み重ねてきた関係から発揮される友情の力が存分に溢れだしており、等身大の少女らしく喧嘩したりしながらも最後にはぶつかり合って仲直りして、元の鞘に収まっていく彼女達の関係が眩しく描かれている。 次巻も楽しみである。2016/09/06
キリル
6
舞台の雰囲気は出ていると思うのですが、前巻よりも波は少ないように感じました。前編は肝試しで、リサとナエが如何に驚かすかについて悪い顔で話していて、その時のセリフがなんだかファンサービスを思い出してしまい面白かったです。後半は咲の大事にしているお守りをなくしてしまったことがきっかけで咲とミサの関係が不穏になりその修復に向けていろいろ計画を実行します。ミサたちの友情だけでなく、偶然居合わせただけの人々が彼女たちを励ましたりと町の人たちの人情味も描写されていていいなと思いました。2016/09/18
星葉
2
二巻は京都みが濃くなったのがよかったです。小さな神様の話と夏の季節と相まっていい感じ。祇園往復走は本当にやりたくないなw2020/12/13
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