内容説明
3・11東日本大震災の衝撃から、著者は「祈る」ことの大切さを説き続け「十句観音経」を唱えるという運動が、震災の地のみならず大きな輪となって拡がっている。わずか42字の「十句観音経」に込められた祈りのこころをみずからの「十句観音経」との長い関わりを通して、祈りは「めげずに生きるぞ」という「いのちの宣言」であると説く感動の書。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まさあき
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「鳥は飛ばねばならぬ、人は生きねばならぬ」ただただ歩かないといけないんだなぁと。前に進まなければいけないんだなと。2015/10/04
yukioninaite
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まさに「祈り」の延命十句観音経でした。禅の坊さんであり、管長さんである前に、一人の人間としてのこの方の慈悲の心を感じた本でありました。2015/01/28
ねこはこね
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2014.3.11に出版された、北鎌倉円覚寺の横田南嶺老師による一冊。「死ね」よりよっぽど残酷な「生きねばならぬ」に怖じ気付く。2014/03/18
残心
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「延命十句観音経」を著者の経験などをまじえて解説。 求めていた内容とはちょっと違った印象でした。 お経の歴史的背景や深い内容について解説してほしかった。 もちろん良い内容の本ではありました。2018/05/13