技術者たちの敗戦

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¥902
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技術者たちの敗戦

  • 著者名:前間孝則
  • 価格 ¥902(本体¥820)
  • 草思社(2016/09発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784794219916

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内容説明

零戦の設計主務者である掘越二郎、新幹線の生みの親・島武雄など、昭和を代表する技術者6人を紹介。 戦争や敗戦の体験がその後の人生にどのような影響を及ぼしたのか。 事実を丹念に追うばかりでなく、取材ノート的な要素も盛り込まれ、エリート技術者であった彼らの素顔や性格までも垣間見える。 戦後復興と技術大国への道を拓いた彼らの感動の物語。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

黒瀬 木綿希(ゆうき)

110
言わずと知れた零戦の設計技師・堀越二郎。親子二代、七十年もの歳月をかけて広軌鉄道の大願を果たした島秀雄、ホンダF1で頂を掴んだ中村良夫ら戦前から戦後、そして生涯を終えるその時まで根っからの技術者だった男たち六人を紹介した著作。 零戦が戦後やけに有名なってしまったことに戸惑いを隠せなかった堀越二郎。本田宗一郎と空冷・液冷エンジンで真っ向から対立した中村良夫などのあまり知られていない人間味あるエピソードが数多く紹介されていました。さりげなく触れられている筆者のノンフィクションライターとしての出自も興味深い2020/07/03

ゆあ

23
戦時中に活躍した技術者達を紹介した本です。各技術者の人となりを作者観点で捉え、説明している部分もあり楽しめます。特に零戦の開発者である堀越二郎やホンダ創業者の本田宗一郎に対する捉え方は新鮮でした。非常に短い本なので、あくまでも概要レベルでの紹介となってます。この本を基点に、もっと詳しいことを知りたくなりました。2018/02/25

ゲオルギオ・ハーン

21
戦時中に若くしてビッグプロジェクトを任され、欧米諸国との技術差を痛感しながら終戦を迎え、そして戦後に経済成長に大きく貢献した技術者6名について書かれている。貴重であるのは彼らの存命中にインタビューをとって彼らの実像に迫っていること。トップバッターの堀越二郎からして映画などの影響で純粋な飛行機好きな印象があるが、実際は技術者らしく要求スペックを満たそうとチームを鼓舞しながら作りつつも終戦後に「当時は優秀だったかもしれないが、今見ると小さくて薄っぺらい」と客観的に評価を出す冷静さがあり、意表を突かれる。2021/08/15

roatsu

21
現代日本の繁栄は戦前から大戦を経つつ先人達が発展させてきた産業技術に大きく支えられているが、中でも特筆すべき事績と名声を残した6名の技術者たちを描く評伝。戦中からの技術的事績もさることながら、一企業人としての歩みやマネジメントぶり、技術者たる資質を生かしつつ挑んだビッグプロジェクトや晩年の姿など個性豊かな人間性に迫る記述が興味深い。先人達に共通して見出せる人間的な純粋さと真面目さ、合理的に正しいと信じた目的や筋のため一歩も引かぬ勇気とタフな行動力、そして天下国家観と技術の活かし方への眼差しなど現代日本人が2017/07/21

SEの読本

13
前々から気になっていた著者の初読み。戦中・戦後の読み物はいくつか読んできたがタイトル通りここまで技術者にスポットを当てているものは特徴的だと思う。あとがきにあるように今では神格化されつつある偉大なエンジニアの逸話を知ることができる。堀越二郎、島秀雄、真藤恒、緒方研二、中村良夫と、どこかで聞いたことがあるけど詳しくは知らなかったエンジニアの功績や人となりを知ることが出来て大変興味深かった。2016/09/19

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