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内容説明
遠いインドで一度に父母を失ったメアリは,会ったこともない,イギリスの片田舎のおじさんの家にひきとられました.その大きく薄暗いお屋敷には,入口の鍵がかかったまま,10年間誰も入ったことがないという「秘密の庭」がありました…….自然にふれて,次第に心身ののびやかさを取り戻していく子どもたちの物語.
目次
目 次
15 巣づくり
16 け ん か
17 かんしゃくの発作
18 「ぐずぐずしとったらいけんよ」
19 「春がきた!」
20 「ぼくは生きるよ、いつまでも、いつまでも!」
21 ベン・ウェザスタッフ
22 太陽が沈んだとき
23 魔 法
24 「笑わせておきなさい」
25 カーテン
26 「おっ母さんだ!」
27 「お庭にいますよ!」
訳者あとがき
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
レモン
44
今も昔も子育ての大変さは変わらないが、今のようにすぐに子育て情報にアクセスできないことで、コリンは色々とこじらせた少年になったんだろう。ディコンと豊かな自然のおかげでメアリはもちろん、コリンも健全な子どもに戻っていく。園芸はまったくやらないが、だんだんと自分も秘密の花園を作ってみたくなる。自然の中で一日中過ごしたい。そしてやはりこの上なく美味しそうだったじゃがいもシーン。蒸したたまごとじゃがいもにバターと塩のシンプルな味付けでも、よだれが…。ラピュタの目玉焼きパンと同じでシンプルな料理が1番目を惹く。2022/05/19
アルピニア
29
感じの悪い、意地悪でいつも不機嫌なメアリが、マーサ、こまどり、ベン、ディコンと出会い、変わっていく。メアリやコリンに必要だったのは、服従する召使ではなく友達あるいは率直に接してくれる人たち。メアリがコマドリに「わたしもさびしいのよ」と話しかける場面が印象に残った。この年になって読むとどうしても親目線になってしまうのはしょうがないのかもしれないが、とにかくスーザンさん(マーサ、ディコンのお母さん)の言葉が深く響く。皆が庭に亡くなった奥様がいると感じること、魔法の力(自然や意志)を信じて実験するところも好き。2016/06/25
くみ
21
子供達の世界が中庭ではちきれんばかりに大きくなる。彼らは自然に触れ合い、自己中心の世界から脱皮していく。特長的なのは成長に大人からのリードが全くないこと。マーサのお母さんも暖かく見守るだけで、灯りをともして導くのは同じ子供のディコン。環境や思考、潜在能力が精神に与える影響を強く意識された作品だと思う。それが対等の子供同士で啓発されるというのがバーネットの考えの反映のように感じた。古典なので現代から見るとちょっと、、なところもあるが、それを差し引いても芯の通った力強い物語だと思う。2018/07/24
いさらこ
16
メアリとコリンのぶつかり合いを経てコリンも庭に。「魔法」と呼んでいるけれどまさに病は気から、リハビリも捗る。秘密の花園でのティタイム、ディコンのおっ母さんのパンと牛乳、秘密のかまどで作ったじゃがいもや卵、お腹をすかせて目覚めた朝食、料理人が腕によりをかけて作った食事、などなど、2人が健康になってきてからのごはんの美味しそうなこと美味しそうなこと。そういえば小公女も食べ物美味しそうだったよなぁ。魔法はついにコリンのお父さんにもかかって、幸せなラスト。ディコンは本当に天使かもしれないですね。方言もいい。2014/10/18
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
14
12月予定の4・6年生のブックトーク授業【テーマ 冬休みに読んでみよう】用に選書。福音館書店から出版されているのは読了してますが、今回はこちらを選書。2019/11/04
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