内容説明
叔父の仇討ちに、父と弟を巻き込んだことに母が激怒、実家の安藤家に出入り禁止となってしまった榊原新次郎。さらに、榊原家では祖父・源兵衛の子を生んだ妾のお金の立場が俄然強くなり、まさに新次郎は内憂外患。そのうえ、お松との結婚話も周囲の反対で遅々として進まず、さすがの新次郎も落ち込んでしまう。そんな折、父と弟から珍しく呼び出された新次郎は、父から思わぬ依頼を受ける。痛快無比の新シリーズ第二弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
84
旗本金融道「銭が仇の新次郎」2巻。一生懸命頑張っているんですが何故か空回り、安藤家には出入りできず、榊原家でも、世話してやったお金にも裏切られ、お松の父にも、はたま伊勢守からも無理難題四面楚歌の新次郎、次巻はどんな展開に楽しみですね。2019/12/04
ウォーカージョン
3
前巻より雑さがなくなってきた。本作も江戸時代について良く調べてあるが、知識が剥き出しな感じ。キャラクターは相変わらずいい感じ。今後金貸し業での成長を期待したい。細かいことを気にしなければ面白い。2017/11/09
とく たま
2
大塩平八郎の乱後にまつわる、大目付襲撃に巻き込まれる、単細胞で乱暴な主人公新次郎が同心達の裏をかく驚きと爽快さ! 楽しい…けど、最後に登場する寺社奉行のやらしさに鬱憤。次巻でやっつけてくださ~い☆2020/08/12