韓民族こそ歴史の加害者である

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韓民族こそ歴史の加害者である

  • 著者名:石平【著者】
  • 価格 ¥1,320(本体¥1,200)
  • 飛鳥新社(2016/09発売)
  • ポイント 12pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784864104616

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内容説明

過去の反省から、戦後日本では朝鮮史を「大国に翻弄された被害者」と同情的に見るのが一般的だった。
だが日本中心の視点を捨てて、中朝関係史をくわしく見れば、韓民族が主体的に外国からの侵略軍を招き入れ、民族内部の主導権争いと国家統一にくり返し利用してきたことがわかる。
二千年近く中国に向けられてきた、悪癖ともいえる特異な行動原理が、近代では日清露に、そして戦後は米中ソに対して発揮されたことを、本書は冷静に解き明かしていく。

たとえば高麗王朝は、政権内の粛清と国内反乱の鎮圧のため、モンゴルの軍事介入を頼みにしたことで、日本遠征・再征の主役を、自らかって出るようになった。
あるいは朝鮮戦争では、金日成が自分のために戦争を開始しただけでなく、李承晩が無理やり引き延ばしたために、自民族の犠牲が極大化し、米中の若者に無駄な流血を強いることになった。
半島政治の指導者層こそ、歴史の加害者なのである。

現在の北朝鮮と韓国のふるまいも、「千年不変の被害者」の行動ではなく、民族内対立に外国を巻き込んで利用しようとする結果、
地域の軍事的緊張を高め、無用の戦争を起こす「東アジアのトラブルメーカー」の伝統に忠実な証だという。
著者独自の東アジア史を俯瞰する視点は、二国間の感情に引きずられがちな日本人の、朝鮮半島における「戦争と平和」への見方に、大きな修正を迫るものとなる。
渾身の書き下ろし!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

mazda

22
告げ口外交は今に始まった話ではなく、高句麗、百済、新羅のときから行われていたそうです。高句麗は唐に朝貢したいけど、百済や新羅のせいで朝貢できません、ということを話して、暗に両国を攻撃してほしいと言ってます。百済も新羅も基本的には同じで、外国勢力を自分のところに引き込むことに勢力を注いていたようです。この図式は今と全く同じで、最近では朝鮮戦争もアメリカvs北朝鮮・中国人民志願軍との間で停戦合意していて、韓国は蚊帳の外。条約も毎回裏切り続けるような国なので、そろそろ敵国と認定すべきでしょう。2018/02/03

TheWho

17
支那帰化人で保守論客の著者が論述する恐るべき朝鮮通史。通説では侵略され続けた朝鮮半島と云われるが、真実は、朝鮮内部抗争に他国を巻き込む存在であると著者は云う。確かに日本の数少ない対外戦争である白村江、元寇、日清日露は、何れも朝鮮半島が関連して勃発している。日本にとって朝鮮半島は、喉元に突きつけられた匕首の様な存在である事は、古代から現在に至る迄の歴史の真実であろう。また朝鮮戦争の真相には驚愕した。現在の北朝鮮問題や反日韓国を鑑み、朝鮮半島とは、一線を画す必要性を痛感した一冊です。2017/11/11

isao_key

14
挑発的なタイトルではあるが、本書をじっくり読んでみると宜なるかなと思える。4つの章に分け、歴史的事実から朝鮮民族の政治、外交のやり方を描く。1章では白村江の戦いを、2章では元寇(文永の役、弘安の役)を、3章では日清、日露戦争を、4章では朝鮮戦争を取り上げ、朝鮮がいかに諸外国の力を借りて、巻き込んで戦ってきたかがよく分かる。この伝統や構図は現代でも全く変わっていない。北朝鮮が軍事的脅威を煽って諸外国を巻き込み、韓国も北朝鮮の脅威から自国を守るためアメリカに泣きついたり、中国に助けを求めたりと二股外交をとる。2016/07/01

軍縮地球市民shinshin

14
朝鮮史を古代の三国時代から朝鮮戦争まで通観し、韓民族の特性を論じたもの。ひとことでいえば、隣国の民族は「自国の政争に外国の軍事力を自派に持ち込もうとする傾向が強い」ということだろう。もっとわかりやすくいえば「外国頼みで他力本願が染み付いてしまっている」ことだ。普通の国では外国頼みでコトが成就しても、そのあと内政干渉してくるから極力排除しようとする。戊辰戦争で幕府も新政府も外国の軍事力を一切頼まなかったのとはすごい違い。この他力本願姿勢が、外国の侵略を招いてしまったと結論付けている。2016/06/14

shamrock

10
タイトル通りの視点に立って半島の歴史を論じた本。かの国に対する理解は深まった。古代から近代を俯瞰した上で、半島が北と南に別れる経緯が語られ、読了後言葉を失った。ちょっとひどすぎる。2016/09/19

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