ハヤカワ文庫SF<br> 女帝の名のもとに ファースト・コンタクト 上

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ハヤカワ文庫SF
女帝の名のもとに ファースト・コンタクト 上

  • ISBN:9784150120863

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内容説明

テラの航宙軍探査艦〈オーロラ〉は、植民可能な惑星を探すミッション中に異星の知的生命体と遭遇した。だがこのファースト・コンタクトは、最悪の結果に終わる。戦いと勇猛さに至上の価値を置き、これまで多くの異星種族を滅ぼしてきたクリーラは、人類を新たなる戦いの相手に選んだのだ! 銀河にその版図を広げつつあった人類と、女性のみがあらゆる分野で文明の担い手となっている異種族との壮絶な戦いを描くSF巨篇、開幕!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Panzer Leader

49
植民星探索中の人類が遭遇したのは戦いを至上の喜びとするクリーラン族。彼らは人類は戦うに値する種族と認識し戦闘での死を名誉とする上、人類を遥かに凌駕する科学・文明を持ちながら相手の科学度レベルに合わせた戦法で戦いに臨むってのは、肉弾相打つ白兵戦を描きたかったとしか思えない作者のナイスな設定。クリーラン族が人類の植民星へ侵攻するところで上巻は終わる。嫌いじゃないのにあんまり読んだことのないSFミリタリー・アクションだけど、これは結構いけます。2019/12/15

山川欣伸(やまかわよしのぶ)

24
異星人との接触を描いたファーストコンタクトSF。人類の探査船は、植民可能な惑星を探すミッション中に高度な文明を持つ異星種族「クリーラ」と遭遇した。クリーラは、戦いを至上の価値とし、人類を新たな獲物とみなす。圧倒的な力を持つ彼女たちに対し、人類は必死に抵抗する。 特に印象に残ったのは、白熱した戦闘シーンだ。 宇宙戦のスケール感はもちろんだが、個人的に最も心を揺さぶられたのは、地上での白兵戦だ。刀や拳による肉体的な戦闘は、SF作品でありながら、どこか人間味あふれるものとして描かれている。2024/10/20

色々甚平

18
人類VS宇宙人。人類は近隣の星に植民するくらいに宇宙開発が進んでいる。だが、敵対する相手は比較にならない科学技術を持っている。その相手は身分制度の帝国社会を敷いていた。しかも、身分によらず高潔さを持ち騎士道、武士道を重んじる種族である。人類側が銃を使う一方、剣など近接武器のみで戦い続ける姿も良い。人類の主役は他惑星生まれの日本人であり、古風な家族関係を嫌い、武道からも遠ざかった、現代の多数の日本人のような青年が相手と対照的なのも面白かった。戦闘の多い小説ながらダレない場面転換で楽しいSFを読めた。2017/07/26

Porco

17
宇宙人との遭遇から全面戦争までを描いた娯楽SF大作。こういうのもいいですね。2019/11/25

わたなべよしお

17
楽に楽しめて、思ったより、ずっと面白かった。エンターテイメントとしては、これだけ面白ければ十分だ。さて、「下」では、いよいよ戦争が始まる。2016/08/28

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