内容説明
遠州茶道宗家十三世家元が還暦を機に、人間の五感をモチーフに、日本人の心を語る。具体的なエピソードは茶の湯を知らない者にも納得できることばかり。さらに豊富なカラー写真が、その美意識を具体的に物語る。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
蒼
1
綺麗さびと言われる小堀遠州。その目にかなったという道具や裂、手がけた茶室や庭は、特別な知識がなくてもわくわくさせてくれる魅力がある。その源泉が何なのかを知りたくて手に取ってみた、遠州流の家元の著作。茶道一般のこと、小堀遠州ってやっぱりすごい人だったのねーという多少の知識の補完にはなったけれど、遠州の美意識とは?とまでは、そう簡単には到達できない。文章よりもそれほど多くはない写真図録が、より多くを語っているように思える。2020/06/21
Kuliyama
0
楽しく拝読しました。お茶を嗜んでいない方にも読んでいただきたく、お薦め致します。2016/10/11