内容説明
実相寺昭雄監督が描く、幻のウルトラセブン・オリジナルストーリー。
眠らない街で次々に起こった謎の失踪事件。だが、失踪者たちは再び戻ってきた。奇妙な共通点を持って…。今なお多くのファンを持つ特撮番組「ウルトラセブン」。当時の監督である実相寺昭雄自らが、ファンの間でも特に人気の高い名作「狙われた街」の姉妹編とも言うべき幻のシナリオをもとに、書き下ろした完全オリジナルストーリーがこの「狙われた星」だ。地球侵略をねらう宇宙人と怪獣を相手に、セブンとウルトラ警備隊が大活躍するヒーローノベルついに電子書籍化!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Bugsy Malone
79
実相寺監督自らによるウルトラ小説セブン編。ウルトラ警備隊の顔ぶれは同じなのだけれど、本が刊行された1994年辺りを時代設定としている様で、ポケベルが出て来たりして少し戸惑いましたが、そこはドラマが近未来設定という事で気にせずに。タイトルからも分かる通り金城哲夫さん脚本、実相寺さん監督作の第8話『狙われた街』の姉妹編という感じでした。『怪奇大作戦』のSRIの名称も出て来たり、今作も楽しいサービスがあり面白かったです。あとがきでは金城哲夫さんの事にも触れていて、そこがまた嬉しいものでした。2019/02/20
hiro
1
Kindle版。アマギ隊員の影薄し。2019/08/15
KANEO
1
本棚の奥から引っ張り出して16年ぶりに再読しました。 とある町で発生した連続失踪事件には宇宙人暗躍の影が・・・捜査を開始するウルトラ警備隊。しかしその捜査を阻むように出現する怪獣・・・。 ウルトラセブン的な王道ストーリーにお馴染みのウルトラ警備隊、カプセル怪獣、セブンの活躍が楽しめる小説です。 ストーリーは姉妹編ともいえる『狙われた街』と似たところもありますが時代設定を現代(90年代当時)に置き換えているものと思われます。 16年ぶりに読んでもやはり面白かったです。2012/01/14
ナンさん
0
ウルトラ警備隊と怪奇大作戦のクロスオーバー(SRIのメンバーは小林警部だけだけど)ってファンなら一度は夢に見た話では無いだろうか。然もこれを実相寺昭雄監督の手により小説化されたと言うだけでも面白さは保証つき。新兵器も数々でてウルトラマンシリーズ好きなら一気読み確実。 2020/11/19