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内容説明
本書は、フランクルの人生論について、彼自身の言葉も紹介しながら、解説したものである。フランクルといえば、世界的なロングセラー『夜と霧』で有名だが、この書で彼は、「この世の生き地獄」ともいうべき状況の中で、「それでも人生にイエスと言う」ことができるとすれば、それは何によってであるかを示した。もちろん、現代日本は強制収容所ではない。しかし、この書が長く読み継がれ、フランクルの思想が語られ続ける理由の一つは、強制収容所とどこかよく似た、生きる意味の「空虚感」や人生への「絶望感」が、我々自身も意識できないほど、静かに広がりつつあるからではないだろうか。それは、いかにして克服できるものなのだろうか――。フランクルの訳書を数多く手がけ、年来、東洋思想とも関係づけながら、彼の思想を探究してきた著者が綴った、フランクルに学ぶ「生きがい論」。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アンリ
2
例えば死ぬたくなるほど苦悩するとき。 まず一つ目、自然と芸術と愛、これらに感動するとき、人は生きていてよかった、と思うものだという。 二つ目、死にたいと思う感情は自我に捉われているからだという。自分が他者や世界と関わり、これらに生かされていると気づけば、そこに生きる意味を見つければ、死への願望はなくなるはずだという。 成功や失敗ではなく、充実と絶望で人生の価値を測ると良く、後者の二つは他者との比較でなく自己の精神に依存する。しかし絶望した時こそチャンスで、別次元に進めるとのこと。絶望との出会いはラッキー?2014/11/15
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