出版社内容情報
マッチもない。ナイフもない。森の中に身一つで取り残されたら、あなたは生き残れるか?
木の小屋は、まず木を切る斧から作成する。土でかまどを作り、自作の火起こしで火をつけ、川で採取した粘土で土器を作って焼成する。畑で作物を育て、自分で編み上げた籠で収穫し、土器で調理する。小屋に屋根を付け、暖炉や煙突、床下暖房も作る。
現代の道具をまったく使わず、自然から得られる素材だけで、生活に必要なあらゆるものを作り上げるためのガイドブック。
眺めて楽しく、やってみたくなり、いつか本当に役立つかもしれない。YouTubeチャンネル登録者数1000万人以上の動画発のビジュアル解説書、待望の日本語版登場!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぽけっとももんが
8
わたしには何も作れそうにありません。まず何をおいても石を探し石を割るところからですが、石の硬さなんてわからない。石の図鑑とか好きだけど眺めるだけだから役に立たない。石で斧やナイフが作れないと木も切れないし家も建てられないよ。そこがクリアできたら、籠や魚の罠くらいならできるか。火を熾すのも大変だ。いやそれができるようになれば、椰子の葉で葺いた小屋くらいならできるかな。妄想と反省で頭の中は大忙し。わかりにくいところはQRコードですぐ確認できます。見始めるときりがないから危険。2020/10/28
かわすみす
2
何も道具を持たず、着の身着のまま自然の中に放り出された時に生き延びられる現代人はどれほどいるのか。 天変地異、第三次世界大戦、地球規模のエネルギー枯渇などなどありとあらゆる危険時、非常時でもこの1冊が手元にあれば死なずにすむ可能性が数%は上がるはず。 とは言っても、読むは易し行うは難しで、トレーニング、練習、実践なしには紹介されている技術は役にたたない。そこまで行える人になりたいが…… 石積みの小屋の膨大な平石なんて何処から集めればよいのやら。そう考えると我々の祖先達はよく生き延びてくれたなあ、と感謝。2024/05/15
iwtn_
2
あの有名YouTuberの動画が本になった!石斧などの道具や住まいとしてのシェルター、狩猟道具、壺や籠までを自らの手とそれまでに作った道具で作っていく。材料は森の中ならそのへんにありそうな石や木、泥や木の繊維だ。これらを組み合わせて川にあるバクテリアが作った泥から鉄を精製するところまでやっている。とても面白い。元は動画だが文字になったことでコンピュータがなくても見れるようになった。 とはいえ、この技術が必要になるのは無人島に漂着するか、文明が滅びていくらか経過した後だろう。その時にこの本は隣にないだろう…2020/08/08
やまうち
0
⭐︎82021/05/03