内容説明
本当の自分を取り戻す「癒しと再生」の物語
なぜ、生きることに不器用だったのか? なぜ、希望をもつのが下手なのか? どうして人生を楽しいと感じられないのか?
「アダルト・チルドレン」という言葉は、その原因を明かして、あなたの心を癒し、再生への第一歩を踏み出させてくれる。アダルト・チルドレンのひとりで、長い自分自身との戦いの末乗り越えた経験をもつ著者が、多くの取材を重ねてたどり着いた「生きづらさからの解放」。
第1章 アダルト・チルドレンを生みだす家庭の呪縛
第2章 虐待の経験から生み出される絶望感
第3章 アルコール依存症の親からの「負の贈与」
第4章 普通の家庭にも育つアダルト・チルドレンの芽
第5章 立派な親をもつことのマイナス面
第6章 子供の登校拒否や暴力に直面するとき
第7章 アダルト・チャイルドからの回復
第8章 生きづらさの底に潜む子供時代の性虐待
第9章 回復がもたらす生き生きとした自分
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
イプシロン
30
秋月菜央はACでありサバイバー。ACたちが“自分の力で”再生してゆくための自助本を何冊も出している信用できる著者。わたしもまたACだから内容に200%共感できた。ACのことは学んできたつもりだが、自己認知の甘さに慄然したりした。特に性的虐待による章。完璧でない“ありのままの自分”でいい。思い描く理想の何割かに到達したら歓喜すればいい。自分の限界を知ることが大事。深い傷は無理せず時間をかけて癒していけばよい。「気づきの時」がこない限り、どんなに働きかけても干渉しても徒労に終わる。しかと憶えておこうと思った。2016/02/18
奈良坂葵
4
本当の自分を取り戻すために、人にあまり期待しないことが大事2020/05/04
とろる
2
今まで「アダルト・チルドレン」という言葉はよく耳にしていたけど、はじめて勉強してみることにした。読んでみた感想としては、愛着障害と同じものなのか、それとも似て非なるものなのか、それとも包含しているものなのか、ますますよくわからなくなった。 ということで、もう1冊ぐらい別のアダルト・チルドレンの書籍を読んでみて、知識を深めようと思う。2018/05/18
よなか
1
「感情をそのままぶつければ、傷つけるような表現になるのが普通だ」2024/01/24
みーみ
1
自分も、アダルトチルドレンなんだろうなと思い、手にした本。 虐待がなくとも、アダルトチルドレンには、なるんだなぁーっというのと、自分の生き方は、自分で、決めていいんだと思えました。 自分を大切にするってのは、よくわからないですが、長い人生、大切にしていきたいと思います2019/02/03