内容説明
加藤清正の配下 沙也可(さやか)こと佐屋嘉兵衛忠善と、朝鮮の北辺・咸鏡道の役人 金宦。
秀吉最晩年の大事業である大陸出兵、すなわち文禄・慶長の役を舞台に、
運命の糸に絡め取られ、それぞれの祖国を裏切り、立場を入れ替えることになってしまった二人の男がいた。
嘉兵衛と金宦、日本と朝鮮――。
二人の男、二つの国の間に何があったのか。
徹底した史料調査に基づく歴史解釈と高次元のストーリーテリングにより実現する、
リアリティ溢れる怒濤の合戦絵巻。
「本屋が選ぶ時代小説大賞2011」受賞作品。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ちゃま坊
23
飯嶋和一「星夜航行」で朝鮮出兵が気になった。日本と朝鮮の関係がうまくない今、ちょっと気になる歴史。加藤清正と小西行長の対比は後の関ケ原につながるのだろうか。降倭と附逆という言葉を覚えた。敵が味方となり味方が敵となる。日本軍、朝鮮軍、明国軍の3ヶ国が関係した戦だが、戦場となった朝鮮の民が一番の被害者か。2019/10/14
ウィズ
23
やっぱりどんなことがあっても、戦争はいかんと思いました。2014/01/04
ひろ
21
「文禄・慶長の役」という難しいテーマをよくぞ描いてくれた、というのが第一声。大義名分もないまま異国の地で戦わなければならない武将たちの苦難は想像を絶するものがあるが、嘉兵衛と金宦という立場の異なる二人が祖国を捨てて民のために生きる決意が美しく、物語を際立たせている。秀吉の命に逆らえない中で、戦を丸く収めようと奔走する加藤清正にも好感が持てた。侵略戦争がいかに人を不幸にするか、日本の歴史が犯した過ちを見つめ直す意味でも深い一冊だと思う。 2015/04/11
金吾
20
朝鮮の役はあまり小説になっていない題材ですので興味をもって読むことができました。戦争の悲惨さややるせなさが伝わります。善玉・悪玉がはっきりしていますが、小説なのでそれもまたよしと感じました。2021/05/20
糜竺(びじく)
19
文禄・慶長の役が舞台。日本人・佐屋嘉兵衛(沙也可)と朝鮮の役人・金宦は、互いの祖国を裏切り立場を入れ替えます。二人の数奇な人生を通して、無益な殺生への問いと、国境を超えた人間の絆を描く歴史小説でした。朝鮮出兵の過酷さが非常に伝わりました。2025/10/26
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