内容説明
友人の出産祝いで産婦人科医院を訪れたジャックは、そこで思いがけず、かつての恋人ニーナと鉢合わせした。8カ月前、ジャックの子供嫌いが原因で二人は諍いになり、口論の末、ニーナは彼のもとを去っていったのだ。ニーナは何も言わず、怯えた様子で彼の脇を過ぎていく。なぜニーナがこんな場所に？ しかも、入院患者の服を着て。まさか――ある可能性が頭をよぎり、彼はニーナを追いかけた。思ったとおり、彼女はその病院で彼の子を産んだばかりだった！だが、よりを戻そうと持ちかけた彼を、ニーナは拒絶して……。
＊本書は、ハーレクイン・イマージュから既に配信されている作品のハーレクインSP文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ち～
34
「子供はいらない」の一言でニーナにポイされたジャック。8ヶ月間ニーナを思う日々。赤ちゃんが産まれた友人を見舞った産院でジャックはニーナと再会。ニーナはジャックの子供を産んでいた。ジャックに結婚を切り出されるが、あの一言のせいで踏み切れない。ジャックはニーナに認められるため、積極的に育児に参加する。ウ◯チまみれのオムツも何のその。次々と襲いかかる試練に果敢に挑む。ニーナは娘のために頑張るのに事態は悪い方へ…。頑なな心をジャックに砕かれ、幸せになれて本当に良かった！愛にあふれた、目頭があつくなるラストだった。2019/06/10
たまきら
22
あらかわいい！子供のことで大喧嘩した後、最愛の女性が失踪。ぼ～っと半年以上暮らしてきた男子が産科に友人の赤ちゃんを見に行くと、なんと彼女がいる！しかも、ええっ！？俺の赤ちゃん生んだばっか！？…そしてここから、彼女と「キッド」の人生に加えてもらえるよう、もう男子が頑張るわけです。もうこれがかわいい！そしてエピローグににっこり。いや～これはかわいいお話でした♡お子さんが生まれる男性にぜひ読ませたいロマンスです。2016/09/02
eko
13
ロマンスのクライマックスが哺乳瓶大作戦てw 最高。事の発端が乳腺炎、男3人と犬一匹が果敢に挑みます。この作家さん好き。2作しか読了していませんが、まず舞台がシドニーで新鮮w 今作では別れた2人が産婦人科でバッタリ再会を果たすというロマンス小説らしいスタートから一転、日常の延長線上に普通にいそうなカップルの心の葛藤や、それを経て辿り着いた家族のカタチを描いていて興味深かった。最後のシーンがものすごく可愛らしくて♪前回の「薄」に続き「軽!」だったんだけどこの文庫は全般的に薄&軽なのかなと素朴な疑問（´-`）?2016/12/30
akiyuki_1717
5
文庫で読んでたのに、途中まで気付かず再読。ヒーローが子供嫌いなのには差ほど理由がなく、単に子供のいない環境で、親にも愛されずに育ったせいで、同じ環境で育ったヒロインが、子供を欲しがったのは性別の違いなんですかね。ヒーローが父性愛に目覚めていく過程がとてもユニークでホッコリします。この作品は何度再読してもいいなぁと思います。2017/01/27
