内容説明
金沢にあるレトロなカフェ「金魚館」に集う魅力的ながら問題の多い人々。彼らが起こす事件の謎に、カフェで働く「視えすぎる」青年・古井戸薄荷と、店長で古井戸の教育係の別流瀬隆治、古井戸が密かに心を寄せる女子大生・花純が挑むのだが!? 金沢のひがし茶屋街で、近江町市場で、路地裏で。人々の想いが絡まる街で、迷える青年・古井戸の密かな冒険が始まる…!
目次
一話 金魚とシナモンコーヒー
二話 少女とブルーマウンテン
三話 深海魚とマシュマロココア
四話 真夜中とソーダ水
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
パフちゃん@かのん変更
52
気に入りました。なにしろ金沢が舞台!主人公の古井戸薄荷は長身イケメンで本当は由緒ある家柄の子。でも人には見えないものが視えてしまう能力から家族親戚、友達などの人間関係には問題も多い。こういう話、好きです。本当に近江町市場の近くにこんなカフェがあったら是非行ってみたいものだ。2017/09/10
佐島楓
43
登場人物が饒舌なのと雰囲気がやわらかいのは好み。2016/02/09
Takanori Murai
32
金沢十間町のカフェ「金魚館」。十間町とは渋い、いいとこついてる。カフェの店員古井戸薄荷には「視えてしまう」という特殊能力が。彼が視ているのは、真相か幻想か。様々な人々の、ほろ苦かったり、切なかったりする思いも最後はほっこりさせてくれる。暖かい飲み物とともに。一花ちゃんのエピソードがきゅんときた。大学の後輩でカフェの客東野花純との恋模様はなかなか進展しない。気になるね。2020/05/19
しーまま
19
最近、お気に入りのオレンジ文庫。なんとなく読んでみたけど、よく分からない…。登場人物の誰一人好きになれないって珍しい。2016/08/29
せら
18
読みやすかった。謎解きっていう感じはあまりしなかったけど、ほのぼのしている雰囲気は良かったです。登場人物は意外とダークな人が多かった。二巻目も読んでみようかな。2016/12/24