内容説明
自転車で世界一周した著者が、日本国内を駆けめぐる! 東京一周では怪しい宿の“夜の騒音”に悶絶し、甲賀の里では忍者になりきって写真撮影。北海道の名物宿で歌い踊り、屋久島の深い森で恍惚となる。そして震災前後の三陸では、忘れられない再会が──。全国各地で食、酒、自然、温かい人々に触れ、縦横無尽に走った旅をつづる紀行エッセイ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ジュール リブレ
28
日本中を自転車で旅したお話。人情あふれる三陸・久慈の項が、良かった。震災後に再訪して笑顔で再会。もらい泣き。2017/04/06
なぎかぜ♂
27
「旅をして良かったことは、テレビでいろんな場所を見る度に懐かしくなる思えることだ」という一言が印象的。自分も自転車で色んな地域を旅してきて、その後テレビでその地域を見ると、懐かしさとか、誇らしさとか、色々な感情がわき上がってきます。本格的な自転車旅行から遠ざかって暫く経つけど、この本を読むと、当時の自分が何を思ってペダルを漕いでいたのか、代弁してくれているような気分になってきます。2017/03/15
ダック
8
すごくいい本でした。綺麗事だけ書いてるのではなく人間味に溢れていて、自分も旅に出たくなりました。 きっと海外に出ていかなくても人生観が変わる旅はできるんですね。 震災後の岩手県再訪のところでは、出会った人たちが無事でいてくれと思いながらページをめくっていました。2021/04/02
*takahiro✩
6
いっつもおんなじ、もう飽きた。だけど最後の岩手県は平常心では読めなかった。あの時の記憶に触れるだけでいつも必ず感情が乱れておかしくなる。これをトラウマと言うのだろうか…2017/03/19
秋乃みかく
6
★★★★☆ 石田ゆうすけさんの自転車旅行記は清々しくてとても好き。今回も、人間そして人の縁って素敵だなぁ~としみじみ感じさせてくれました(^^)石田さん!またいい旅を!2016/08/19