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内容説明
保育園で出会った幼馴染みの(菜恵)と(翔ちゃん)。ふたりは念願かなって結婚──でも、そんな夢のような時間は束の間だった。新婚旅行の帰りの飛行機で翔ちゃんが心不全で突然の他界。これから始まるはずだった新婚生活を菜恵はひとりで迎えねばならなかった。そんな悲しみのどん底にありながら、菜恵の愛情は変わらなかった。お供えと称して作る思い出満載の料理は、時に甘く、時にしょっぱく……涙なしには語れぬ極旨料理ばかり。未亡人・菜恵の切なくて、可愛すぎる、夫への愛情の行方は……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐々陽太朗(K.Tsubota)
73
先週、京都の本屋「ホホホ座」で買ったものです。 ヒロインがいきなり未亡人で始まる物語。表紙の画は喪服を着た未亡人が横座りで新米の入った米袋を抱きかかえている。その本がビニール袋に包まれていたものだから、中身をパラパラ立ち読みもできない。なんだかロマンポルノっぽいなと思わず購入と相成ったのである。さて、中身はどうだったのか。それをここで語るわけにはいかない。ビニ本は買ってはじめて中身を観ることができるものだから。「ホホホ座」の企てはそうに違いないのだから。2019/05/19
ひとみ
5
幼馴染として出会いずっと好きだった夫とのハネムーン帰りの飛行機の中で亡くした新妻兼未亡人が、夫へのお供物を作ったり食べたりするちょっと変わった食べ物漫画。回想で語られる過去の二人の臆面も無い仲良しぶりに胸焼けしそうになるが、これだけ愛し愛されている夫は既にいないというのを思い出すとやはりしんみりしてしまう。不幸の只中にいるように見えてもそればかりでない、という描き方がやっぱり松田洋子よなあと思う。「虎は死して皮を残しウガンダ・トラは死して名言を残す」が素晴らしいなと。レモン鍋が食べてみたい。2019/01/29
わーぷ
2
「食いものジャンルはもうとっくに食いつくされてるでしょ」「あと食べられてないのは仏壇のお供えものぐらいじゃない?」というノリで始まってしまったグルメマンガ。本編を読んでから後書きマンガを読むと、松田洋子も苦労してるなと思う。2019/01/29
たっきん
1
唯一無二のグルメ漫画! 松田先生の描かれる笑顔は心に来るなあ…2019/09/06
いなっち
1
「ママゴト」が良かったので同じ作者ということで購入しました。せつなくておかしみのあるお話でした。遠距離恋愛、、。 2019/02/07