幻冬舎文庫<br> レーン ランナー3

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幻冬舎文庫
レーン ランナー3

  • 著者名:あさのあつこ【著】
  • 価格 ¥522(本体¥475)
  • 幻冬舎(2016/08発売)
  • ポイント 4pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784344425002

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内容説明

五千メートルのレースで貢に敗れた碧李。その時、碧李の胸には勝ちたいという新たな衝動が込み上げる。一方、天才ランナー・貢の知られざる過去が明らかに。以前、名門高校に籍を置いていたが、ある事件がきっかけで、一度走ることを諦めていたのだった――。走ることで己と向き合う少年たちの、心の疼きと渇きを描いた人気シリーズ第三弾。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かんちゃん

26
ただ走るが好きだから、走る。少しでも速く、少しでも遠くへ。もちろん勝ち負けにこだわるのが悪いとは言わない。でも、勝ち負けだけでもあるまい。周りのことは一切忘れ、自分のためだけに走る心地良さ。そんな楽しみがあってもいいだろう。2016/08/14

さち@毎日に感謝♪

24
前作から間が空いてどういう展開だったか思い出しながら読んでました。ただ走るだけじゃなく、それぞれの抱える想いがあるからこそ強く真っ直ぐに走れるのだと思いました。2016/09/21

鈴木拓

23
碧李と貢の走る者同士の関係、それぞれの側にいる者同士の信哉と光喜と関係が、シリーズでようやく青春小説らしく描かれたなと感じた。言葉でうまく説明できない感情が、それぞれの行動として表現されている様子がとても丁寧に描かれていた。こうした純粋な思いをもって真っすぐ生きることができる人生の季節は、年齢を経てから振り返った時、かけがえのない瞬間だったと気づくことだろう。この作品を読んでいる間だけは、二度と戻れないはずの青春の頃に戻った気がして、読み終えてしまうのが惜しいというか、寂しい気持ちにもなった。2022/10/22

やじかな

18
シリーズ3作目。再読。 碧李、貢、ノブ、光喜、杏子、それぞれの思いがあって、それぞれの戦い方があって。 青春だな、と。いいなぁ、この空気感。走ることを真ん中にして、ある意味対称的な二人と、二人の一番近くにいる友。ライバルなんだけど、それだけじゃない、って本能的にわかりあっているのかな。それぞれが抱えている闇もあって、ただの青春物語ではない側面も。とにかく、彼らの描き方がフレッシュで好きです。 今は亡き小出監督の解説も、ものすごく心に響きます。2020/08/31

RASCAL

18
貢&碧李シリーズ第3作。トラックの5000Mに焦点をあてた高校陸上部もの。あさのさんらしく走るシーン少な目、心理描写重視。自分が負けるわけがないと思っている天才ランナーの貢と、負けたことによってますます走りたいという気持ちを募らせる碧李。自分も市民ランナーとしてトラックの5000mは何度も走ったが、トラックはペースがはっきり自覚できるので、走るのって自分の体との対話みたいな感じ。浅野さんの描写って、的を射ているなと思う。2018/12/17

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