CODE VERSION 2.0

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CODE VERSION 2.0

  • ISBN:9784798115009

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内容説明

<p>サイバー法といえばレッシグと言わしめた『CODE』原書刊行から7年、
wikiを出発点とした待望の改訂版!</p><p>前著『CODE』では、「規制」とはなにか?「自由」とはなにか?誰が誰のために規制をするのか?そのときの責任は?など、まだネット規制が多くの人々にとって現実味がないところで、その実現性を議論し、そのあるべき姿― 民主的な価値を守るため、コードによるネット規制に不完全な部分を設けろという主張―で多くの論者を驚かせた。
それから7年(原書刊行より)。ネットをとりまく状況も変わってしまった。そしてよくも悪くも、人々もまた他人事ではいられないほど関心が高まっている。本書は、現在のネットの状況にあわせ、事例を一新した改訂版(Version2.0)である。 </p><p>※本電子書籍は同名出版物を底本として作成しました。記載内容は印刷出版当時のものです。
※印刷出版再現のため電子書籍としては不要な情報を含んでいる場合があります。
※印刷出版とは異なる表記・表現の場合があります。予めご了承ください。
※プレビューにてお手持ちの電子端末での表示状態をご確認の上、商品をお買い求めください。</p>

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

じょに

8
ポイントは法は事後規制なのに対して、アーキテクチャは事前規制な点。アーキテクチャは選択に先立つ選択前提を操作でき、またその事実を不可視化させる。法はアーキテクチャに優先するので、アーキテクチャ「を」規制するには法しかない。しかし法もまた設計者の恣意性が宿る。故に法「を」規制するには、やはり結局は民主制が必要となる。何がよくて何が悪いかを選択できて、且つそれを絶えず再帰的にチェックできるのは、とりあえず民主制しかない「のだが」それにコミットさせる理由には実は根拠はない。だから民主「主義」。2009/06/14

GASHOW

5
おい、なんなんだこの厚さは。辞書じゃないんだから。全部読まないといけないのか、おい。図書館員からご予約はこれですねと渡されたときに、顔が一瞬ひきつるくらいのボリューム。レッシグさんどんだけ筆達者なんですか~。でも、読みやすいし、解説が丁寧。難しいテーマなのに脱落者が少なくな、くもないか。一気読みをしましたが最後のほうは酸欠になりそうになりました。苦行あけのような達成感。読んだだけなのに。これ書いたあとの達成感はすごかったでしょうね。2015/08/24

roughfractus02

4
前著『CODE』(1999刊)の改訂版(2006刊)だが、サイバー空間は7年で大きな変化を遂げた。本書は「自由」から「規制」に重点を移し、法、規範、市場、アーキテクチャの4つに分類されるこの概念中、インターネットが物理的アーキテクチャに規制される点に注目する。一見自然法則なる物理コードに規制された現実世界に似ているが、現実世界では空間移動時には身体も移動する。が、サイバー空間ではそれなしに可能という点が異なる。身体前提の法が曖昧化するサイバー空間ではコードが法となり不自由さが増す点とその対処を本書は語る。2018/05/31

屋根裏

3
特に前半が情報論として面白かった。フーコーの監獄の誕生とかの系譜。権利や法規について個別検討していく後半は斜め読み。2023/01/02

イチロー

2
情報は非競合性(モノと違い何人で使おうが減らない)と非排除性(モノと違い盗まれてもわかりにくい)を持つため、必然的に自由流通にならざるを得ない。そのため、インターネットも同様に乱雑に広がろうとする。しかし、商業的には誰かを特定出来るなど規制がある世界のほうが動きやすい。政府もしかり。そしてこの規制はコード(プログラム)のみで作ることが出来る。2013/05/28

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