竹書房文庫<br> THE NESSIE ザ・ネッシー 湖底に眠る伝説の巨獣 下

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竹書房文庫
THE NESSIE ザ・ネッシー 湖底に眠る伝説の巨獣 下

  • 著者名:ボイド・モリソン【著】
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • 竹書房(2016/08発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784801907942

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内容説明

「環境が変化する中で、適応できないものは絶滅し、適応に優れた種だけが生き残っていく」
──チャールズ・ダーウィン

謎の未確認生物×ナチの秘密兵器!
ダーウィンと謎の生物の出会いが世界を揺るがす大惨事を巻き起こす……
ネス湖の謎の生物〈ネッシー〉の驚愕の解釈!

最初のページから読み手を痺れさせる、緊張感あふれる展開と機知に富んだ内容。
フルスロットルの興奮で心拍数は急上昇だ!
──スティーブ・ベリー[作家]

◎湖底に眠る伝説の生物の謎が解き明かされる時、ナチスの遺した〈古の武器〉が発動する……それは、世界の終末の始まりなのか──。
◎いまだ解き明かされない謎生物──ネッシー。果たして存在するのか? それとも──。エッフェル塔で起きたテロ攻撃の裏に隠された陰謀。それは、謎の生物と関連し、やがて第三次世界大戦勃発の危機へとつながっていく……。
◎『THE ARK 失われたノアの方舟』『THE MIDAS CODE 呪われた黄金の手』『THE ROSWELL 封印された異星人の遺言』に続く、〈タイラー・ロックの冒険〉シリーズ第4弾。タイトルにもあるネス湖のモンスターの謎をダーウィンの進化論とともに追って、またもや壮大なストーリーが繰り広げられる。タイラーとグラントの黄金コンビはもちろんのこと、タイラーの妹も登場。
◎【ストーリー】グラントも化学兵器の毒に晒されていたことが判明。しかし、解毒剤を作るには、未確認生物研究家アンドレ・ラロッシュの暗号めいた手紙を解読しなければならなかった。タイラーたちは、手がかりを求めてベルサイユ宮殿とケンブリッジ大学へ。白人至上主義者ビクター・ジムらの執拗な追跡で何度も危険な目に遭いながらも、彼らはついにエジンバラで解毒剤作成の大きなヒントを掴む。材料には伝説の生物ネッシーの組織が必要なのだ。チャールズ・ダーウィンの友人で剥製師のジョン・エドモンストンの日記を読み、一行はネス湖へ繰り出すが、グラントの命の期限が迫る中、想像を絶する湖上の死闘が彼らを待っていた。

■チャールズ・ダーウィン Charles Robert Darwin 一八〇九─一八八二
イギリスの自然科学者・地質学者・生物学者。大学で医学、キリスト教神学を学ぶなか自然史への興味を育む。ビーグル号での5年にわたる航海の経験で著名な地理学者となる一方、航海記によって人気作家にもなる。この航海で集めた野生動物と化石の地理的分布が、彼を種の変化の調査へと導き、自然選択説を思いつかせた。それを元に全ての生物種は共通の祖先から長い時間をかけて進化したことを明らかにし、種の形成理論を構築した。この進化理論は科学界と一般大衆に受け入れられ、修正を施されながら生物多様性に一貫した理論的説明を与え、現代生物学の基盤となっている。この進化論提唱の功績から生物学者とみられがちだが、本人は一貫として地質学者を名乗っていたという。また、現代の学会でも地質学者であるという認識で確立している。二〇〇二年BBCが行った「100名の最も偉大な英国人」投票で第四位となった。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

130
後半に入るとノンストップのような感じで話が進みます。ナチの遺した細菌兵器のような感じもよく考え着くなあと思いました。ネス湖に最後の場所が設定されていてこの分野に興味のある人には楽しいのでしょうね。私はこれが映画化されたら誰がやるのだろうと楽しんでいます。主人公の相棒のもとレスラーはドウエィン・ジョンソン(ご丁寧にもザ・ロックという名前のレスラーです)で決まりではないかと思っているのですが。これでもうあとは日本を舞台にして書いてくれないですかねえ?2017/01/17

absinthe

47
面白かった!ナチの秘密兵器にネッシーに親友の危機、家族の危機、アクションに科学にてんこ盛りだ。ネッシーも少しこじんまりとしすぎ?もう少しハデなのを期待したが、それじゃ何故今まで見つからずにいたのかとツッコミが入るのだろうな…。いつものタイラーロックに登場する最新テクノロジーの乗り物も今回はやや地味。それでもabsintheは大満足だったが。ところで最後に意味不明のアクションがあるが意図は何なのだろう。蛇足にしか見えないが。2016/08/04

Panzer Leader

28
「第86回海外作品読書会」後半に入ってもアクションシーンのつるべうち、そしてネッシーの正体もはっきりとはさせず夢ある終わり方でうまくまとめた感じになっている。タイラーとグラントは義理の兄弟になるのか、ちょっと興味津々。著者は日本の神話や歴史にも興味を持っているようなので、ヤマタノオロチや鬼・河童・天狗等を題材とした新作を期待してしまう。最後の短編は何かの布石なのか、ちょっと蛇足気味に感じる。2017/05/14

RIN

23
グラントの身が心配で本筋の謎解きに身が入らず(笑)。シリーズとしてはこれが最後らしいが、グッドタイミングだと思う(決してネタ切れというわけではないと思う)。大切な存在や守りたいものができた時、人は強くもなるが同時に果てもなく弱くもなる。それは体を張って闘う冒険野郎にとっては致命的。敵からすれば恰好の弱点だしどうしても冒険のスケールが小さくなるのは宿命。こういうタイプの冒険小説を読めて楽しかった。冒険に必須の軍隊経験の無さが日本にこの手のジャンルが育たない理由かな。またこういう小説を探したい。2018/04/16

Richard Thornburg

13
感想:★★★★★  コノ作者の発想は天才的ですね。  1作目でノアの方舟を呪縛から解き放ったと思ったら、本作ではネッシーを伝説から甦らせてしまいました。  某国が第三帝国の忘れ形見の開発兵器をムスリム攻撃に使ってもいいのかよ~的なツッコミは別にして(笑)文句も理屈もなしに楽しめる1冊でした。  本作では最後までアレクサ(タイラーの妹)が活躍しますが、ある意味グラントと同じでタイラーのアキレス腱的存在なのかも。  かなり地味ながらも、やはりグラントは存在感ありますね~  2016/11/15

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