内容説明
【概要】
ある日僕は、古いパソコンに隠された、猫のすごい秘密を知ってしまった……。
少し暗めのモニターをのぞき込むと、画面の真ん中に『猫の掟手帖』と書かれたファイルがあった。勝手に見るのは悪いと思ったが、好奇心を抑えられず、そのファイルを開いた。
そこには誰も知らない、猫の世界が広がっていた──。
<この指南書は猫の、猫による、猫のために書かれたものである。したがって、いかなる場合も猫以外の者は目にしてはならない。もし、あなたが猫以外の何者かで、偶然見たり、悪魔的な所業により手にしたりしたのであれば、すみやかに閉じて立ち去ることを強く勧める。ご存じのとおり、猫はいちど根に持つと非常にしつこい。今後、毛だらけの人生を送りたくなければ、指南書のことは他言無用、墓場まで持っていくのが正解だろう>
僕が拾って飼いだした野良猫・ちゃたろうの壮絶な経験と知恵が詰まっていたのだ。
<路地裏、公園、軒下、家で生きる、ありとあらゆる猫たちにこの掟手帖を捧げる。この世に生きるすべての猫族に、神のご加護があらんことを!>
すべての猫好きに捧ぐ、感涙必至の物語
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Nazolove
21
やっぱり猫飼いのせいか思わず手に取ってしまった本であった。 読んでいて以前初めて飼った猫にこの本の内容を教えておけばよかったなと思った。 今も前の猫が増やした副産物たちをどうにか飼っているがこの猫たちにこの本の教えを是非とも教えてあげたいなと思った。 今いる猫の排泄物は今も苦労しているがこの本の教えを読んでしまうと改めて我々も飼う際は気をつけなければいけないなぁ、と思った。 猫飼いの方は是非とも読んで改めて今いる飼い猫を大事にしてほしいし、私自身今いる猫を大切に飼っていこう、と思った。2016/06/09
姫野桂
2
うちで代々飼った猫たちも、ちゃたろうのように生まれ変わって戻ってきていたらいいな。2016/07/19
まるみ
0
大切な猫を亡くし辛い気持ちが少し救われた
kei
0
☆☆☆☆☆2016/07/01