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内容説明
「坊っちゃん」「金色夜叉」「斜陽」「蟹工船」「徒然草」「破戒」「人間椅子」……
誰もが知ってる名作の、意外と知らないあらすじが一発でわかる。
今からでも余裕で間に合う、史上もっとも肩の凝らない文学入門!
<収録作品>
夏目漱石「坊っちゃん」
織田作之助「夫婦善哉」
国木田独歩「武蔵野」
芥川龍之介「地獄変」
チェーホフ「桜の園」
尾崎紅葉「金色夜叉」
徳冨蘆花「不如帰」
小林多喜二「蟹工船」
ウィーダ「フランダースの犬」
作者不詳「マザー・グース」
吉田兼好「徒然草」
有島武郎「カインの末裔」
太宰治「斜陽」
スウィフト「ガリバー旅行記」
陳寿「魏志倭人伝」
梶井基次郎「桜の樹の下には」
島崎藤村「破戒」
江戸川乱歩「人間椅子」
アンデルセン「人魚姫」
森鴎外「ヰタ・セクスアリス」
宮沢賢治「銀河鉄道の夜」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
吉田あや
81
定番すぎると銘打たれただけあって、読んだことはなくても聞き覚えのあるタイトル揃い。出だしの「坊ちゃん」で大好きな清さんが矢張り可愛くてめろめろ。浅学で徳冨 蘆花「不如帰」は全く知らない作品だったけれど、哀しくも凛とした愛がとても美しい作品で是非原作を読んでみようと思った。他にも積読本で「蟹工船」「徒然草」「ヰタ・セクスアリス」「ガリバー旅行記」は早く読みたいと思った。大好きな梶井基次郎「桜の樹の下には」宮沢賢治「銀河鉄道の夜」も久しぶりに再読したい。2020/08/28
yamatoshiuruhashi
43
マンガです。全く知らない作者でしたが、絵は水木しげる大先生のタッチを完全コピー。大先生の作品かと思えます。題名だけは国語の授業などで知っていても本当に読んでいない人も多いような作品を10ページ程度の漫画で表現しています。わかりやすいのですが、(多分)作者自身の独自解釈もあるので鵜呑みにはできません。しかし大筋を知るのにはよく、エッセンスの抽出の仕方には感銘を受けましたので、原則、マンガは読メに登録しませんが絵も纏め方も凄いので登録します。シリーズ3部の2巻目。後の2冊も楽しみ。2021/02/19
なる
34
必修すぎる、有名すぎる、と来て次はこの「定番すぎる」と来た。こちらでは夏目漱石『坊っちゃん』や江戸川乱歩『人間椅子』などが採り上げ荒れている。(一般的に他の作品が知られていない)永遠のエースで四番である徳冨蘆花『不如帰』もここで登場。こんな内容だったのね。国木田独歩『武蔵野』や島崎藤村『破戒』など、現在では読まれることも少なくなった(と思う)大家の作品も掲載されており、教科書とかで無理やり覚えさせられたタイトルと内容がようやく一致。いやそれはこっちが単に本を読んでないだけなのかもしれないけれど。2024/05/11
羽衣 空
30
どれも、題名は知っているが、アンデルセンなどは別として、中々手の出しにくいものが多く紹介されていて良かった。古典系ってよっぽど興味がわかないと読む気がしなかったが、これを機に手にとってみたいと思った。2018/10/08
みち
26
定番の21の文学作品を漫画で紹介。あらすじになると、なんのこっちゃ??というストーリーばかりww時代背景が違うからなんでしょうが。にしても、普遍的なエッセンスがあるから有名作品となり、読み継がれているんだろうなー。たった10ページにするのはきっと難しかっただろなー。絵は水木しげる先生に激似だけど、違うんですね。なんとも言えない表情が、面白く、味があります。何となくの粗筋が知れて面白かったので、他のシリーズも買おうかな。2022/12/24