角川ソフィア文庫<br> 古事記物語

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角川ソフィア文庫
古事記物語

  • 著者名:鈴木三重吉
  • 価格 ¥517(本体¥470)
  • KADOKAWA(2014/01発売)
  • ポイント 4pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041023051

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内容説明

大正に創刊され、児童文学運動の魁となった児童雑誌「赤い鳥」に掲載された歴史童話。愛する妻イザナミを探すイザナギの物語「女神の死」をはじめ、日本の神話世界や天皇の事績をわかりやすい文体で紹介。

目次

女神の死
天の岩屋
八俣の大蛇
むかでの室、へびの室
きじのお使い
笠沙のお宮
満潮の玉、干潮の玉
八咫烏
赤い盾、黒い盾
白い鳥
赤い玉
宇治の渡し
難波のお宮
大鈴小鈴
しかの群れ、ししの群れ
とんぼのお歌
うし飼、うま飼

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

月讀命

73
日本の神話は、例えば、イザナキとイザナミの岩を挟んでの夫婦喧嘩などは、神なのに余りに人間臭い。妻が一日千人殺せば、夫は一日千五百人生ませるから一向に構わないと開き直るあたりは面白いものだ。・・・だから日本人は、一日五百人ずつ人口が増えて国が繁栄するそうである。21世紀に入り、初めて人口が減少しつつある状況で、古事記の信憑性が問われるかも・・・。もしかして、黄泉比良坂の石が地震で動いて通行可能となり、イザナギとイザナミが因りを戻してしまったのではあるまいか。それはそれで再びマグあって新しいものを生むかも。2015/05/17

mazda

40
これまで読んだ古事記の中では、とても細かく書かれていて面白かった。改めて読んでみて面白かったのは、邇邇芸命の話。美人の咲耶媛とみにくい石長媛を見たとき、迷わず石長媛を実家に送り返してしまうという、神様の血統とは思えない行動が面白い。このせいで、天皇も寿命を持つようになった、という話。いかにも人間臭い話が、古事記のいいところではないだろうか?2014/03/20

おはなし会 芽ぶっく 

12
大正8年に鈴木三重吉が『赤い鳥』に載せたもの。文体もやわらかく、とっつきにくさがなく、童話的。古事記は読めば読むほど、神々しいよりも人間くささを神たちに感じる。2021/08/14

ポウ

7
初めてちゃんと読んだけど、古事記って天皇の起源を書いてるんだね。これ、作り話にしちゃあとても良くできてるよね。 本当かと思っちゃうし、ある意味本当なんじゃねえかとも思ってるよ。うん。読み物としてもとても面白かった。 島の始まりは淡路島!とか言ってね。 ちなみにkindleで読みました。 とっても読み易いねkindle。 最高。2015/09/29

あんこ

7
とてもきれいな言葉で読みやすいのですが、まあ、日本の神々の自由なこと!欠点だらけでエゴむき出しなんですよね。つっこみどころ満載です。後半はもう、血なまぐさい骨肉の争い。これらの逸話が実際はどういう事だったのか、日本書紀ではどのように記されているのか、興味が湧いてきました。日本の古代史って面白いなあ。2015/03/04

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