内容説明
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本書は、代数的整数論にとり欠くことのできない基礎知識である代数体の理論一通りを、初等的な予備知識（行列と行列式の理論の初歩と微積分学の初歩）だけで勉強できることを目的として書かれたものである。
代数体の理論を組み立てる方法は大別して環論的方法、付値論的方法と位相群の理論を採用する方法があるが、本書では環論的方法を用いた、それが本書の入門書としての性格に相応しいと考えたからである。
感想・レビュー
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マッ
1
代数の基本からデデキント環の話までゆき、類数の有限性、ディリクレ単数定理、ミンコフスキーの定理まで扱う。下で相対代数体の解説をする。 この本は局所化や離散付値を使わない方針で書かれているから読みやすい。類数の有限性の証明や単数定理の証明が面白く、わかりやすかった。ただ具体的な応用が出てこない(ペル方程式、連分数、二次形式など)のが欠点だ。
