内容説明
おどろき箱を開けると、「誕生日が何曜日かわかるカレンダー」「前に投げてはいけない首」「くっついたら絶対に離れない接着剤」「七色の炎が出るマッチ」……が入っていた。役に立たない、だけどあったらちょっと嬉しい。少年が手に入れた箱から出てくる奇妙な物が巻き起こす、おかしな出来事。短編小説の名手が贈るファンタジック・ストーリー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
gonta19
30
2007/6/10購入。 2013/4/9〜4/10 「おどろき箱を開けると、」出てくる八つのものから始まる不思議なストーリー。初期の阿刀田作品を彷彿させる八つのショートショート。昔、夢中になって読んだのを思い出させてくれた。2013/04/10
だのん
13
おどろき箱から出てくる不思議なものたちの、思いがけない使い道で驚きながら話が進みました。短編で読みやすく、小学高学年からでも楽しめそうです。2024/09/29
KDS
5
古本で見つけた一冊。「おどろき箱」から出てくる色々なものをテーマに語られる連作ショートショート作品八編を収録。小学生向け(?)に書かれたもののようにも感じられるほど読み易い文章で綴られており、どこかファンタジックで奇妙な、まるで夢の中にいるようなふわふわとした取り留めのなさが印象的な短編ばかり。ページが少ないのですぐに読了。面白かった。第ニ巻もあるようだが、現在絶版中であるらしいのが残念。まぁいつかまた古本屋ででも見つけるしかないか。どうしても読みたくなったら、電子書籍ならあるみたいなのでそっちにするし。2022/05/25
ろこぽん
4
短いお話なのに、不安感や恐怖感、ドキドキ感を味わえる。不思議なお話。面白かったです。2022/04/19
せさみ
2
中学生くらいの男の子が読んだら、特にどきどきわくわくがとまらない本だと思う。2014/05/11