幻想コレクション ラグトニア （４）

著者名：潮見知佳

祥伝社（2016/08発売）

• ISBN：9784396790707

内容説明

魔術師に襲われた王国ファルシアの王女・ファルナは、身体の一部を奪われ敗魔者（ラグトニア）となるが、霊術師に力を授けられて、失ったものを取り戻すため、国を救うため、魔術師を倒す旅に出た。途中で出会った同じ敗魔者（ラグトニア）のカルダスと共に、かけがえのない仲間を得ながら過酷な闘いの道を歩く内、二人は固い絆で結ばれてゆく。長い旅路の果て、ようやく魔術師と邂逅した一行だが、憎き敵はファルナの母国を再び襲いに行くと告げて姿を消し──。ひとりの少女と青年が、壮絶な運命の果てに辿り着いた境地とは…。生と死、敵と味方。すべてを超えて今、ただ誰かの為に───　運命のヒロイック・ファンタジー、ついに感動のクライマックス!!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[烟々羅]

わたしは「らせつの花」ではじめて潮見知佳という作家をしり、遡って本作もこの版でしったつい最近五、六年前からの読者だ。作者デビュー前同人時代に2巻相当までは作られていた作品のリメイクとしての Feel版がこの巻で完結。作者が「ゆららの月」〰「らせつの花」商業誌連載を経たことで、「らせつ」に似た選択をカルダスが行うことになったのだろうか。それとも同人時代からの構想で、昔から潮見知佳は潮見知佳だったというだけだろうか。前者であってほしいな、この結末のほうが「らせつ」より犠牲者が少なく、甘ったるいが美しいから

2013/12/30

[夜雨]

完結。１～４巻一気読みしたらあっちこっちで泣きそうになりました。いやもう良かった！！

2015/06/03

[北風]

うわーん、もっと泣けたよ！　なあんか、面倒な複雑な設定とかいらないんだな。誰かを感動させるのって、純粋な気持ちとか、それを実行する強さなんだよね。ってなにを年寄り臭いことを……涙腺が緩くなっちゃったからか。

2015/12/06

[ひーたろー]

ランディとメリルの話が良かった！　っていうかこの二人の結末が知りたくて読んでたような。ストーリーも大団円でよかった。皆さんお幸せに！

2013/12/08

[merchi]

やっと終わった、という感じ。「獣たちの夜」以来ずっとハマッている作家さんです。話の終わり方が好き。

2014/04/02