繭の密室 〈4〉

著者名：今邑彩

光文社（2016/07発売）

• ISBN：9784334730086

内容説明

都内のマンションで不可解な転落死事件が発生した。死亡した大学生・前島博和は、自室で何者かに襲われた後、ベランダから転落したものと見られたが、奇妙なことに部屋は密室状態であった！　警視庁刑事・貴島が捜査を開始、６年前のある事件に辿り着く。そして、同時に発生した誘拐事件の行方は？　トリックの才、ますます冴えわたる長編本格推理小説、登場。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[備忘録]

シリーズ最終作 冒頭からしっかり伏線を張った叙述トリックに見事騙される 犯行動機も真相も結末も重く救われない感じ

2025/10/15

[おれんじぺこ♪(16年生)]

貴島シリーズ第４弾。起伏にとんだ内容ではないけれどジワジワくる感じ。色んな事が絡み合って悲劇がおきた。「繭」は江藤の子供時代の部屋…。そんな環境におかれる子供がまっすぐ育つとは思えない

2014/03/12

[アルパカ]

後味の悪い結末。唯一微笑ましくて力が抜けたのは、「手料理をごちそうする」と言って新婚の倉田警部が貴島を家に招待したら、倉田警部自ら料理を作りだした、というところ。（笑）江藤もこんな育てられ方をしたら、そりゃおかしくなるよなあ、と少し同情。

2017/08/26

[a27]

ページ数は少なく、サラッと読めるが、ジトってした話。面白い‼︎気になって、気になって、先が読みたくなる‼︎ページが分厚くなくても、読み応えのある作品。よかったぁ！

2014/08/10

[くりげ]

地味なお話でした・・・もっとドロドロしていたらよかったなぁって感じです

2009/01/10