内容説明
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注目の器作家・イイホシユミコさん初の著書。
シンプルでどんな食卓にもそっとよりそうのに、静かな力を湛えている。
ユミコ・イイホシ・ポーリンセンの器はどのように生まれたのか?
本当に心満たされる“正味の暮らし”とは?
衣食住のルポで知られる一田憲子の視点で綴る渾身の一冊です!
器や料理、おしゃれなど、女性が憧れる暮らしぶりを紹介します。
撮影:有賀傑
主婦と生活社刊
【目次】
はじめに
手で作る
託して作る
佐賀県、有田へ
第1章|遠回りして器の道へ
ジタバタすることには、きっと意味がある
転んだから、立ち上がれた
第2章|使うかたち
今日もどこかの食卓で
とある展示会にて
異国の空の下でも
第3章|小さな食器メーカーを作りたい
1杯のコーヒーから世界が変わることもある
原型師中沢郁子さんと語る
第4章|暮らす
必要な物はそんなに多くない
ここにあるものにはすべてに理由がある
すべてが直線のキッチンにしたかった
週末の朝だけ
便利でなくてもいい
犬がいる暮らし
アトリエにて
第5章|日々の生活
暮らしに望むのは“正味”であること
第6章|人と人
解決しないことは考えない
第7章|好きなもの
「好き」の中身にぶったまげる
展示会より
ユミコ・イイホシ・ポーリセン取扱ショップリスト
他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ケロコ
21
【図書館】イイホシさんの作品はどこか寂しげです。1つくらい使ってみるのもいいのではないか?と思い何度も眺めてみましたが、今の私の気持ちに合うものは残念ながら無かったように感じます。一田さんの書く文章が好きで借りてみたので、良い勉強になりました。2018/02/05
おれんじぺこ♪(15年生)
18
イイホシユミコさんのお皿は主張せず静かに食卓になじむ印象のお皿で、何枚か使っているけれどこれを読んだら改めて好きになった。結婚されてから美大に入ったりと、思ったらすぐ行動に移すタイプ。それもすごい。一田さんの文章がこれまたとても素敵。ゆっくりゆっくり読んだ1冊でした。2021/08/09
なつ
9
『誰もが自分にしかない経験とその経験から導き出した真実を、胸の中に抱えている。そして、新たな経験を重ねるたびにその真実を更新する』『自分がやっと見つけた真実が、誰かの持っている真実と共鳴したとき、その喜びは2倍になる』『自分が進む道は「ある」のではなく「作る」もの』『どんなに歴史に足跡を残した人だって、一生は皆同じ。違うのは「した」か「しなかった」かだけ』『それをやる運があるなら、どこに行っても結局やれることになるはず』←友達が昔言ってくれたこと『本当にやりたかったら、何があってもやるよね』を思い出した。2019/05/24
きりぱい
7
イイホシさんの器、いいなあ。ティーマっぽいものもあるのけれど、比べてあたたかみがあるというか、エッジのスッとしている佇まいがとても好ましい。ファンというほど知らないので、器作りに至るまでや創作の姿勢など読み物部分よりも、器や食卓使いの写真がもっと見たかった気がするけれど、商品を詰める箱に味わいがあったり、普段の暮らしへの気持ちの持ちようはなかなかに面白い。露出は少しだけれど、すっきりと白の台所をはじめ家の様子が斬新。2013/03/31
ヨハネス
6
作家ものの食器には興味ないのに、インスタグラムで山ほど出てくるのでこの人の名前を知りました。いわゆる陶芸家の作品と全然違うなと思っていましたが、あえて温もりが残らないように作るとのことで納得しました。有名人のプライベートライフを見るの大好きですが、お風呂にはびっくり。変わった人ですね。食器を買うことはないかもしれない(笑)けど面白かったです。「丁寧な暮らしはいらない」という忙しい状況なのに玄米ご飯と焼き鮭って、丁寧だと思いました。2018/02/21