消えるコトバ・消えないコトバ

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消えるコトバ・消えないコトバ

  • 著者名:外山滋比古
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • PHP研究所(2016/07発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569831091

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内容説明

「おとぎ話」や「古典作品」は、なぜ時代を超えて読まれ続けるのか? コトバについての考察の中で、著者は考え続けてきた。本書は、その答えを、19篇のエッセイに託して読者に伝える、会心の書下ろしである。この本の重要なキーワードは、「アウトサイダー思考」である。要は、客観的に考えるということなのであるが、現代のコトバが置かれている環境は、「昔よりかなり主観的になっている」「インサイダー思考有利で成り立っている」と考えている著者は、「だからこそ、アウトサイダー思考ができる能力・感覚が大事になる」と述べる。さまざまな、親近感あるエピソードを枕にしながら、アウトサイダー思考とインサイダー思考の違いを比較し、読む人を、「知識の世界」から「理知の世界」という新たなステージに引き上げてくれる、刺激的な一冊である。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Luna

12
面白いところもあったが、少しわかりにくかった2017/04/26

かおりん

11
客観的思考(アウトサイダー思考)と主観的思考(インサイダー思考)の違いについて。難しい章もあるが、巻頭カラーのエッセーは分かりやすい。モモタロウの話やガリバー旅行記の成り立ちがおもしろかった。2016/09/27

kawa

10
アウトサイダー(客観的)思考論を論ずる。普段から客観的であることが大切だと言われるが、具体的にそのようであることを説明、行動することは難しい。そこを解明するヒントとなる。やや、難解なところもあるが、海外留学不要論や論文で「---であろう」(私もたまに使う)は主観的な日本的言い回しで英語に翻訳出来ないなどの記述が面白い。2016/11/13

nizimasu

4
外山先生が御年80ウン歳ながら新刊が出るのは素晴らしい限り。今回はアウトサイダー思考とインサイダー思考というのが出てくるんだけど、インサイダーは直感的で、アウトサイダーは俯瞰的とも言うことができる。最近読んだ行動経済学の本でも日本の判断にはシステム1と2という直感と理性が相互に絡まって意思決定を下すが故の誤りについて論じていたんだけれど先生の論もそこまで整理はされていないが、おおむね論旨は一緒だ。しかし行動経済学的な理性や合理性だけでなくアウトサイダー思考には旅行や漂泊といった視点も含まれていてやはりよい2016/09/03

Ayano Murakami

2
なぜこの内容でこのタイトルなのか、自分の理解力不足なのか(外山滋比古の本で、よくわからなかったら、そう言うしかない‥)。2022/12/04

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