角川文庫<br> 新装版 細雪 下

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角川文庫
新装版 細雪 下

  • 著者名:谷崎潤一郎【著者】
  • 価格 ¥598(本体¥544)
  • KADOKAWA(2016/07発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784044001315

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内容説明

日中戦争開戦の向きがいよいよ本格的になる中、三女・雪子の縁談がまとまった。一方、家から絶縁を言い渡された妙子は――。著者・谷崎が第二次大戦下、自費出版してまで世に残したかった、大作の完結編。(C)KAMAWANU CO.,LTD.All Rights Reserved

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ちなぽむ and ぽむの助 @ 休止中

180
闇夜に蛍の光が明滅したあの夜の幽玄が、美しい姉妹の名残りを惜しんでいる。一日もはやく送り出せる日をのぞんで気を揉み奔走したのに、ひと息つけるこの日は、なぜだろうさみしい。思い返すのは華やかな桜の季節。とりどりの衣装。少女の思い出は去って。それぞれのこれからを思ってもどこか浮かない。唐突に終わってしまった物語の続きをいろいろと思う。時局のくらい影がさして、明るさははかないけれど、それでも彼女らのこれからに幸せあらんことを願う。2020/01/04

nobby

138
雪姉ちゃんに、こいちゃん、ついでに啓坊も…あんたら三十路を越えて、あるいは目前にして少しは大人になろうよ…中巻から引き続き歯痒い思いばかりに「いやいや…」「おいおい!」と溜息つきツッコミ入れながら一気に読んだ(笑)だって、いくら内向的といえども嫌か許せるかという自分の気持ち位示せるだろうし、どれだけ気ままであっても身内も周囲も小馬鹿にして引っ掻き回して意のままにとはあまりに浅はか…最後ちょっと早足で訪れる結末のまた不穏な様子に苦笑い。読了にはだいぶ疲れたけれど、その行く末を不安視するとともに寂しくもある…2020/03/23

みっぴー

61
〈細雪下〉終わってしまった…。雪子嬢のお見合い、妙子の病気と、ぎゅうぎゅう詰めの下巻でした。雪子のお見合いは、本人以外は常にハラハラ緊張しっぱなしというのが、読んでいて面白かったです。妙子はそうきましたか…!四人姉妹の中で、長女の鶴子だけやたら出番が少ないのが少し残念でしたが、旧家のお嬢さん達の物語、凄く凄く面白かったです。特にいいなぁ~と感じたのは、関西弁での会話。とても雰囲気があり、気品を感じました。日本の伝統とか風習とか、絶対なくしちゃいかんなと思いました。2016/11/08

もぐもぐ

53
ついに最終巻。三女・雪子の縁談が相変わらずなかなかまとまらず、何を考えてるのかよく分からない雪子と自暴自棄になっちゃった四女・妙子に振り回される周囲は大変。そして、え、ここで終わるの!? 続きが読みたい(不可能だけど!)。 これから突入する太平洋戦争をどう生き抜いていったのだろうかと四人姉妹に思いを馳せました。読んでよかった。ほんとすごく面白かったです。2025/05/23

しゅてふぁん

52
どこで物語が終わるのだろうと思いながら読み進めた最終巻。雪子、妙子の運命が定まったところで終わるのね、納得。谷崎氏は東京生まれ、関西に移り住んだとはいえ関西弁は話さないだろうに、こんなにも流暢に関西弁を操ることができるなんてすごいなぁ。さすが文豪、大谷崎!執筆時期は戦時中、雑誌連載の掲載が中止になり、空襲のたびに『細雪』の原稿を抱えて逃げた谷崎氏。そこまでして伝えたかったものを、私は少しでも受け取ることができたのかな。良い作品だった。2018/12/09

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