現代の教育危機と総合人間学 〈3〉

著者名：柴田義松【編】

学文社（2016/07発売）

• ISBN：9784762016080

内容説明

日本の子どもが直面している危機の現状、根底にある「心」、「競争」といった問題、そして克服の基本となる「子どもの権利保障」問題等をとりあげ、克服の実践的試みのいくつかを紹介する。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[マウンテンゴリラ]

人口爆発とともに個人の欲望が肥大化し、社会環境はおろか、自然環境までも自らの都合によって改変することを正当化してきた人類が、今後破滅または文明崩壊を免れるには、経済競争を勝ち抜く産業戦士ではなく、共存共栄を目的とした教育が必要であると考えさせられた。私欲を満たすことを追求するのが人間の性であることは、動物本来の性質であるかもしれないが、これほどまでに強大な力を持ってしまった人類が、社会、さらには世界を維持して行くためには、教育による価値観の転換が必要であろう。

2013/10/20

[Ｋ]

寄せ集め感

2013/06/02