双葉文庫<br> エンジェルボール : 1

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双葉文庫
エンジェルボール : 1

  • 著者名:飛騨俊吾【著】
  • 価格 ¥561(本体¥510)
  • 双葉社(2016/07発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784575517842

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内容説明

トラック運転手をしながら小学生の息子二人と広島県因島で暮らすバツイチ41歳の寺谷和章は、ある夜、交通事故に見舞われ、目の前に現れた謎の天使に“思いのままに飛んでいく魔球”を授かる。和章は「カープを日本一にする」という子供の頃の夢を叶えようと、広島カープの入団テストを受けに行くが……。家族とそれを取り巻く人間模様を通して、男の選択と生き様を描く長編エンターテインメント。第六回広島本大賞の小説部門大賞を受賞。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しんごろ

174
ちょっとファンタジックな野球小説。“野球”というより“ベースボール”という言葉の方が合うかな。ありえねえと思うも面白い。カープファンでなくてもプロ野球好きなら楽しめる。バツイチ42歳の寺谷和章。あるきっかけでカープのプロ野球選手に。それが選手としては異色中の異色。どう活躍をするかは、ある程度は読めるが、デビュー戦が、まあなんともだね。その和章が男手ひとつで育ててる息子二人がかわいい。大地もかわいいが、とくに大河が健気で応援したくなる。ただの野球物語ではなく親子の絆の物語でもあるかな。早速、次巻に進みます。2021/11/10

chimako

87
面白い!広島という土地柄がにじみ出てみんなが話す土地の言葉が心地よい。主人公寺谷よりもその子どもたち 大地と大河が気になってしかたがない。可愛い。可愛いと言えば天使の“もさん”。野球小説に天使?ありえん……と思う間もなく寺谷の肩口に止まってハンバーガー食べるもさんに首ったけ。未だエンジェルボールを上手く使いこなせない寺谷の今後と最後に表れた悪魔から目が離せない。さぁ、2巻へgo!2016/08/02

s-kozy

78
「誕生日プレゼントに」と読友さんよりいただいた心ワクワクするファンタジー野球小説。その昔、「男の自画像」という傑作野球漫画がありました。その漫画では元プロ野球選手の主人公が言わば魔球であるナックルを引っ提げて現役へのカムバックを目指します。本作ではバツイチ二人の子持ちの中年オヤジ(トラック運転手)が天使に授けられた魔球を武器に広島カープを日本一にすべく奮闘します。全4巻のうちのこの1巻では主人公はまだ全然活躍していませんが、序章でクライマックスが示唆されています。早く続きが読みた〜い。魔球、僕も投げたい。2015/09/19

wata

73
由宇練習場が出てきたり、意外な場面でピッチャー替える等カープ女子としては嬉しい設定ですが天使がくれたパワー、いつになったらカープに貢献できるまでになるん?はようせんとシーズン終わるじゃろ?!2015/09/14

ナミのママ

64
第6回広島本大賞受賞作。ノミネートされた『永い言い訳』『孤狼の血』『猪変』などを押しのけての受賞。さらに作者は会社勤めの傍ら小説を書き続け、長編小説「エンジェルボール」を電子書籍で個人出版、それが各方面から人気となり加筆編集して徳間文庫から再出版。--ここまで知ったら読みたくなるじゃありませんか、面白くないはずはない!いや、面白いです。41歳バツイチの主人公はもちろん、小学生の男の子二人が可愛いすぎです。いい本を知りました。広島本大賞は以前も優れた本を選んでいると思います。2016/03/31

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