メディアワークス文庫<br> 推定未来 ―白きサイネリアの福音―

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メディアワークス文庫
推定未来 ―白きサイネリアの福音―

  • 著者名:間宮夏生【著者】
  • 価格 ¥649(本体¥590)
  • KADOKAWA(2015/09発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784048667166

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内容説明

決められた未来はない──だが、予測できる未来はある。どんな瑣末なデータからも予測した犯罪を未然に防ぐという警視庁の眉唾部署・捜査一課犯罪未然防止対策係──通称「ミゼン」に転属となってしまった巡査部長の君島透。 ミゼンのことを胡散臭いと疑う彼だったが、そんな男をスカウトしたのは「人の不幸を呼ぶ女」と噂されながらも、犯罪防止を信じて疑わない若き美人係長・如月美姫だった。困惑しながらも如月の下で事件を追う君島だったが、やがてある真実へと辿り着く……。 果たして、二人が出会ったのは予測可能な未来だったのか、それとも──。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

シ也

48
警視庁捜査一課に新設された犯罪未然防止対策係。ストーリーは海外ドラマの似たような奴と一緒なのかと思ったらそんな事はなく、中々面白かった。特に品川署から異動した君島刑事が良い感じ。ただ犯罪の防止よりヒロインにして係長の如月の過去にまつわるエピソードが長かったので、続編で未然防止のストーリーを描いて欲しいところ。鴨居たち他のキャラも良い感じなので、各々を主人公にした回も読んでみたい2016/02/07

マコポン

40
間宮夏生さん初読みです。まさかこういう展開になるとは思わなかった。でもめでたしめでたしなのか。2014/12/13

いーたん

38
これは2〜3冊かけて描いても良かったのではと思いました。犯罪予報の活躍が少なかったかなー。数件の事件を手掛けてから、ラストの展開に持っていったほうが、読み応えもあったかな。と思わないでもないです。ラストのオチは分かりやすかったですよね。他の方の感想でもあったように、主要人物たちが、皆、両親を子供のころに亡くしてるとか、ちょっと強引かつご都合主義ですね。続きはあってもいいかなと思いますが、それよりもやはり、この結末をラストにするなら、それまでに数件の事件があっても良かったと思う。ちょっともったいない。2015/03/27

dr2006

31
初読み間宮夏生。MW文庫の中ではかなり硬質な類になるのではないだろうか、読み応えもあり楽しめた。予測された未来の犯罪を防ぐという警察の組織「犯罪未然防止対策係(ミゼン)」に、主人公の刑事君島は突然異動を命じられた。君島を引き抜いたのはミゼンのカリスマ的ボス如月美姫だ。上層部に顔が利き、聡明且つ容姿端麗、全て完璧に思える彼女の秘密とは?洗練されたキャラと人間臭いサスペンス、伏線の回収もよかった。「捜査は事件が起きてから」という後手の犯罪防止に一石を投じる。この切り口から掘り下げた続編があっても面白いかも。2018/04/25

ymartak

19
犯罪を事前に予報し未然に食い止めるシステムを運用する部署に転属になった巡査部長とその女性上司を軸とした物語。全体的には上手くまとまっているのだが、非常に広がりのありそうなアイデアを扱っているのに、物語は狭い人間関係に収束していってしまうのが少し残念。2014/09/24

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