内容説明
川柳、滑稽・艶笑文学、落語にあらわれた江戸人が愛してやまなかった代表的な食べものに関するうんちく話。四季折々の味覚にこめた江戸人の思いを今に伝える。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
水戸
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江戸時代のメニューについての説明書かなと思ったら、小咄や俳句やらを混ぜた、風俗的な紹介の仕方でおもしろかった! なるほど、へー! 食べもの・食材が俗称になってアレコレとか、豆知識的な感じ。イノシシ肉をボタン、鹿肉を紅葉という理由とか、変わった俗説とか、土用の丑の日の平賀源内説以外のものとか、へぇえ! って、楽しく読ませていただいた。2019/09/12
食いしん坊
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江戸の食文化を当時の川柳などと共に紹介していて、様子が生き生きと伝わり面白い。「鶯を 聞きながら食う 藪の蕎麦」が良かった、うまいこと言う。2013/06/07