内容説明
「恋だの愛だの、僕はもう疲れてしまったよ――」
懐かしくて、少し切ない“本屋さん”とお世話係・宵子の昭和レトロ浪漫。
商店街から少しはずれた場所にある、薄汚れた看板と蜘蛛の巣のかかった木造の古い一軒家――『山下書店』。しかも、そこから出てきたのは、よれよれの和服姿の店主・一生……。
自立した女性になるため親の反対を押し切り家政婦になるため田舎から出てきた宵子は、そこが新しい職場だと知り、愕然とする。
が、元来だらしないことが大嫌いな宵子は、開店休業状態の古本屋とズボラすぎる雇い主・一生こと“本屋さん”を何とかせねば!と一念発起。
客の手作り紙芝居の秘密を探ったり、絵本を抱えた不思議な少年に出会ったり、商店街の割烹『藍のれん』の夫婦から人生訓を授かったり、奇妙な共同生活が始まる。男やもめで引きこもり、変わり者の雇い主・一生こと“本屋さん”を変えたのは――?
ほのぼのと心温まる、懐かしくて少し切ない、昭和レトロ浪漫。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hirune
46
【Kindle】ちょっと生々しいところがあるけど、ラブコメでした。一生に「あなたがいないと生きていけない」と言われた宵子の啖呵が男前でかっこ良かったですよ^ ^でもこの話しって本屋である必要性はあんまりないと思う^^;2016/09/02
はつばあば
43
結構頁数がありましたね。黄昏古書店、店主まで黄昏てました。そこに高校卒業まなしの宵子さんが家政婦として働くのですが・・。店主に結構理性があるやないかと思えたのですが・・39で19の息子がいるやなんて結構手の早い・・黄昏なんて騙しですわ。なんて書きながらちょっとうらやましいかも。女性への手練手管、何もかも知って古書店で稼ぐ必要もないオッサンと25才のこれからどうなっていくかわからん男じゃねぇ。黄昏に宵が似合います。25才の方にはどんな人生が照るか・・(^^♪。緑さんの双子の姉妹より、いい姉妹でした2022/07/04
キラ@道北民
36
タイトルと装丁で手に取りましたが、恋愛小説でした。ファン文庫がどれ位の年齢層を狙っているのかは分かりませんが、大人の事情満載の恋愛小説でした。2016/11/15
たるき( ´ ▽ ` )ノ
33
Kindle Unlimitedにて。うーーん・・・やたらと生々しくて、私はあんまり好きになれない。店主が受け入れられないからかなぁ?ちょっと嫌悪感すらあった(-_-;)2019/07/14
うまる
28
幻想系の話もあるので、ほのぼのした感じで進むのかと思ったら、意外と生々しい所があるし、終盤の展開が早くて驚きました。この内容なら、歳の差は良いとしても、主人公の年齢をもう少し上にしてほしかったな。ギリ無罪だけどちょっとキモい。それ以外はベタな所もありつつ、概ね楽しく読みました。 ちなみに既存の本や古書店ならではの話は全く出てきませんので、本の話と思って手に取らない方が良いです。2021/11/29
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