角川スニーカー文庫 天空監獄の魔術画廊 Ｖ

著者名：永菜葉一【著者】/八坂ミナト【イラスト】

KADOKAWA（2016/08発売）

• ISBN：9784041041765

内容説明

「天空の大監獄」からの脱獄に失敗し、監獄内での自由も奪われて監禁されてしまったリオンとキリカら４人の囚人たち。しかし、リオンの師匠・イングラムたちの手助けにより、再びリオンは脱獄を決行する――。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[よっち]

脱獄に失敗して監禁されたリオンたち。しかし動き出した師匠・イングラムが率いる革命軍の助けを得て、リオンたちが天空の大監獄を目指しスピカたちとも決着をつける第四弾。イングラムらによって明らかにされてゆく魔王と神々の伝承の真実、動き出した革命軍がリオンに求められる役割。スピカとの最終対決は、覚悟を決めたリオンと彼女たちの絆を強固にすることにも繋がっていて、あの詰めの甘さと抜け目ない強かさならこうなるよねと密かに予想していた通りの結末でした（苦笑）でも満足度の高い終わり方でとても面白かったです。次回作にも期待。

2016/06/30

[ナカショー]

凄くキレイなハーレムエンド！バトルではヒロイン一人一人に出番があってとても良かったです。最後までとても楽しめました。次回作にも期待です。

2016/08/18

[nawade]

★★★★☆　絆と愛は奇跡を呼ぶか？の最終巻。聖女は見た！己の奥に潜む隠された恐怖と調教の残滓。元女騎士は見た！忠実な部下の仮面の裏に隠された野望。魔王は見た！嘘つき少女の甘くとろみがかった淫靡な夢。の三本立てな感じ。革命軍を率いるキリカの部下シェリーの上司の扱いが雑すぎ！w そんな部下の保証付きなポンコツなキリカ、男前なフィーネ、聖女の包容力、恋する少女は無敵なレオナ、と各ヒロインの魅力をきっちり描きながらも前巻の脱獄失敗して囚人落ちからの怒涛の展開で最後まで走りきった満足感ある終わり方でした。

2016/07/01

[ツバサ]

まさかの完結。もう少し続くと思ってたけど終わるんだね。ハーレムエンドも良いけど、個人的にはキリカ1強にして欲しかった。ヒロインみんなを大事にするあまり、キリカの扱いがちょっとおざなりになってた気がする。最終巻はなんか腑に落ちない展開で、今までが良かっただけにちょっとガッカリしました。でもシリーズ全体だったら凄い面白いと感じたから、永葉先生の次回作楽しみにしてます。

2016/07/05

[尚侍]

とっても面白かった。中盤ややわかりにくいところがありましたが、後半は文字通り怒涛の展開で、すべてのキャラに見せ場があるにぎやかな様子はまさに大団円といったところでした。脱獄が目的ということもあって最終的な帳尻をどう合わせてくるのかなと思っていましたが、これだけにぎやかかつ本作らしい展開なら何も言うことはありませんね。ラノベにしては珍しいエンディングでしたが、そこまでの流れがきちんと描かれていたのでこれまたよく描けていたと思います。シリーズ終了おつかれさまでした。

2016/07/14