内容説明
圧倒的な破壊力を持つ敵戦闘艦を打ち破るため、元帥から密命を受けたマドックス大尉は チームとともに圏外宙域に潜入するが……!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ニミッツクラス
31
16年(平成28年)の税抜1200円の青背初版。多作家ヘプナーの“ロスト・スターシップ”物の初巻。現時点(2022年)で16巻上梓されるも邦訳は初巻の本書のみ。邦題では未知の船を“戦艦”としたが、本文では冒頭から哨戒船と表現。新人類の攻勢で戦局劣勢な連邦宇宙軍は情報部のマドックス大尉に起死回生となる異星人の遺棄宇宙船の回収を命ずる。但し、情報ダダモレで主要面子の招集だけでもローダンの幕間劇一冊分はある。連邦と新人類側はワームホール利用、謎の遺棄船はワープ航法と言うテク違いも活劇を盛り上げる。★★★★☆☆2022/11/16
わたなべよしお
21
絵に書いたようなB級SFだったけど、嫌いじゃありません。脳が疲れた時に何も考えずに読むには良い本だと思います。テレビの連続SFドラマとしては最適でしょう。作者はいろいろ考えてはいるけれど、人物造形にも深みはありません。でも、続きがあるようなので次も読むと思います。2016/07/01
鐵太郎
17
ともかく面白いんだという言葉にあえて騙されて一読。 ──あー。うん、面白い。 内容をオイラ的に平たく言うと、これは、カーン・ノニエン・シンの一族の圧倒的な攻勢に対抗するため、仲間を集めて次の街、じゃなくてイスカンダルにあるだれもその正体を知らない役に立つかたたないかわからない「戦艦」を奪取しに行くお話。どう考えても設定段階で破綻してないか? まァキャラは立っているからお話としては成立するんだけどさ。2018/03/04
ケンケン
14
(478冊目)ノンストップ超大作戦争SFって売り文句ですが、本作はどちらかといえば冒険色が色濃い内容。まさにこれから戦いの火蓋は切られる!?って、ところで終わってる…気になっちゃうじゃん(¯―¯) 他の方同様に、キャラクター設定や心理描写などに深みが欲しいところだな(^^ゞ なんだかんだ言いつつも、続編は刊行して欲しいね! ちなみに、宇宙戦艦ヤマトの曲を聴きながら、読んでみました。2016/07/08
武夫原
5
話は興味深い。中途半端な終わり方だった、と思ったら続編があるのか。異人が全貌を見せないが、所々に出てきてまったくふれない訳ではないのが、いい。異人の出自が解明されるのを期待しているので、続巻が出たら読みたい。異星種族の軍艦のAIはずいぶんと間が抜けているな。2018/12/31