漁業と国境

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  • サイズ B6判/ページ数 384p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622088707
  • NDC分類 662.1
  • Cコード C1033

出版社内容情報

北方水域、日本海、東シナ海、南洋──日本とロシア・中国・韓国・北朝鮮・台湾などの国境水域と島々では、漁船の不法侵入や不法操業が収まらない。国連海洋法条約や二国間の漁業協定は締結されていても、海の国境線に関する合意は存在していないのだ。
線を引くことも壁を立てることもできない海を舞台とする漁業は、繰り返される紛争と交渉で成り立ってきた。日本は領土問題では一歩も引けないが、国際関係の維持も優先せねばならず、漁業外交では不利な譲歩が続く。主権の及ぶ近海でさえ他国の漁船が許可なしに操業している。
海は、かつては軍事、そして今も資源と領土ナショナリズムの最前線である。漁民は、戦前は植民地拡大の尖兵となり、戦時中は船とともに徴用され、戦後の食糧難の時期にはたんぱく源の供給を担った。外貨獲得・高度経済成長を支えたのも、世界の海に出漁した遠洋漁船であった。しかし現在は漁業人口・漁船数・漁獲量の減少が止まらず、労働力を外国人船員に依存する。国境水域での漁業は補助金なしには立ちいかない。
本書は国際漁業関係史をふまえ、日本周辺水域の「海の縄張り」争いの政治・経済的な原理を明らかにする。領土問題が固定化して動かない現実のなかで、現場からの知見に立ち、漁業の未来への抜け道を示す。

内容説明

国境水域には各国の覆権争いが表出する。日本漁業は弱体化し、近海は外国漁船に取り囲まれている。領土問題が固定化するなか、漁民に残されたアプローチとは。本書は国際漁業関係史をふまえ、日本周辺水域の「海の縄張り」争いの政治・経済的な原理を明らかにする。領土問題が固定化して動かない現実のなかで、現場からの知見に立ち、漁業の未来への抜け道を示す。

目次

第1章 外洋漁業の近現代史
第2章 北方水域―各国混戦の北太平洋漁場とロシアが重点化する北方領土
第3章 日本海―竹島=独島と日本・韓国・北朝鮮の攻防
第4章 東シナ海―失われた日本漁業の独擅場と尖閣諸島問題
第5章 南洋―アメリカの海は「中国の海」になるのか
終章 領土問題が固定化するなかで

著者等紹介

濱田武士[ハマダタケシ]
1969年大阪府吹田市生まれ。1999年北海道大学大学院水産学研究科博士課程修了。東京海洋大学海洋科学部准教授を経て、北海学園大学経済学部教授。水産庁「漁獲証明制度に関する検討会」座長。専門は漁業経済学・地域経済論・協同組合論。著作に『伝統的和船の経済―地域経済を支えた「技」と「商」の歴史的考察』(2010年、農林統計出版、漁業経済学会奨励賞)、『漁業と震災』(みすず書房、2013年、漁業経済学会賞・日本協同組合学会学術賞)、『福島に農林漁業をとり戻す』(共著、みすず書房、2015年、日本協同組合学会学術賞)、『魚と日本人―食と職の経済学』(岩波新書、2016年、水産ジャーナリストの会大賞・辻静雄食文化賞)など

佐々木貴文[ササキタカフミ]
1979年三重県津市生まれ。2006年北海道大学大学院教育学研究科博士後期課程修了。鹿児島大学大学院水産学研究科准教授を経て、北海道大学大学院水産科学研究院准教授。農林水産省水産政策審議会委員。専門は近代産業史・漁業経済学・職業教育学。著作に『近代日本の水産教育―「国境」に立つ漁業者の養成』(北海道大学出版会、2018年、漁業経済学会賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

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CCC

8
日本の国境最前線事情。今年発行なだけあって最新の話題にも対応している。これまでの流れと現状の厳しさが把握できた。2020/03/07

takao

1
ふむ2020/11/26

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