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内容説明
戦後の混乱期、新旧やくざが抗争をくり広げ混迷を極めていた広島に関西の二大勢力「山口組」「本多会」が進出。兄弟の盃を交わした者同士でも闘争を余儀なくされた仁義なき街で、ひとりの男が頭角を現してきた。彼の名は山田久――。いまに続く「共政会」の草創期を支えた男の、血で血を洗う抗争の日々を実名で描いた長編ドキュメンタリー小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
うたまる
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東映『仁義なき戦い』のモデルとなった広島抗争のドキュメンタリー小説。あちら(映画と原作小説)の主役は美能幸三だったが、こちら(本書)は山田久なので、映画とは違う視点で抗争を眺めることができる。で、読み処はドロドロした人間模様。これまで任侠とか男気とか言って美化されてきた極道社会だが、実は利己的な拝金主義と直情的な暴力衝動、それに節操なき裏切りや空威張りばかりだと暴いてみせた。それはそれで人間的で微笑ましいけどね。他、「おどれら」「しごうしたる」「やっちゃれ」など、やっぱヤクザ言葉は広島弁と関西弁に限る。2018/06/17
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