ブルーバックス<br> 海の教科書 波の不思議から海洋大循環まで

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¥1,320
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ブルーバックス
海の教科書 波の不思議から海洋大循環まで

  • 著者名:柏野祐二【著】
  • 価格 ¥1,320(本体¥1,200)
  • 講談社(2016/06発売)
  • ポイント 12pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062579742

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内容説明

海のさまざまな現象を知ると、地球の素顔が見えてくる。海水はなぜ塩辛い? 波はどうして起きるのか? 親潮や黒潮はどこからやってくる? 熱帯で起こるエルニーニョ現象が、なぜ日本の気候に影響する? 数千年もかかって海水が地球をめぐる「海洋大循環」とは? あなたの知らない海の姿を、最新科学で徹底解説。目に見える海の現象から、目に見えない地球規模の活動まで、海をまるごと解説する、海洋学の入門書です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゲオルギオ・ハーン

24
海について、そこに住む生物ではなく、波や海流に注目して説明した一冊。一番面白いと思ったのは波の高さについて。波は一定の動きではなく、風やコリオリ力、地震などのさまざまなエネルギーの影響を常に反映した大小の波が入り乱れており、そこで計測される波の高さは様々で単純に平均をとると波の高さは低く考えてしまうことになる。そこで上位3分の1の波の高さの平均値を出すのだが、それでも稀に出る高い波と比べると低いため予報で出る波の高さを鵜呑みにするのは危険だそうだ。波や海流についていろいろ勉強できて楽しかった。2021/05/22

塩崎ツトム

8
波や海流、気象現象とのつながりなど、海の生態系と同じく、ぼくは海洋の物理についても、何も知らなかったのだ!2019/08/20

霧島

7
高校の地学で軽く勉強したけど、言われてみれば海について何も知らないなと思い、手に取ってみた。『海の教科書』というタイトルやまえがきに書かれていたことから、まあ文系の人間にも分かりやすいよう噛み砕いて書かれているんだろうと期待したが、専門用語が多く内容もなかなかに難解。地学の授業で習った予備知識が多少あったため一部の記述に漠然としたイメージを抱くことは出来たが、この本の内容を理解したとは到底言い難い。また知識を蓄えてから読み返してみたい。2016/10/08

Uzundk

5
スケールが大きい。何の秩序もないように見える海は水野温度と密度という原子レベルから、地球/宇宙規模の重力の影響、自転の影響のマクロなもの、海底や湾の形状による増幅などが関わっていた。図示も多く、イメージとして掴みやすいようにはなっている(分かりやすいとは言っていない)。また時間を改めて咀嚼したい。2016/07/23

Sosseki

4
海流の名前とエルニーニョ現象以外は、ほぼ知らないことばかりだった。私が生徒だった頃は地理からも地学からも、ほぼ、抜け落ちていたような気がする(単に分かっていなかった?)。物理は分からなかったと思い出した。よく読んで根気よく考えて、概念を覚えながら読めば理解できるのだろうが…。分からないなりに、温度、塩分、波、潮、塊、海流、気象との関係など、海がどんなものであるか、どんなことが起こっているか、ぼんやり分かった。2023/10/12

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