新潮文庫<br> あだし野

個数:1
紙書籍版価格
¥440
  • 電子書籍
  • Reader

新潮文庫
あだし野

  • 著者名:立原正秋【著】
  • 価格 ¥440(本体¥400)
  • 新潮社(2016/06発売)
  • ポイント 4pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784101095059

ファイル: /

内容説明

頽廃の淵にありながら、一顆のレモンのように涼しい顔をした男、壬生七郎――。その、むごく鮮烈な愛ゆえに、女は自殺をはかり、妻は精神に錯乱を来たした。無明の歳月は流れ、今や悪性の腫瘍を宣告された彼の赴く先は? 仮借ない自己分析と、透徹した美意識のうちに、生と死の凄惨な闘いを映し出し、この世の無常を見据えて、比類なき〈精神の勁さ〉を明かす、立原文学の秀作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

金吾

25
立原さんらしい美しさを感じながら読みました。しかし主人公には共感できる部分はほとんどありませんでした。しかしそのような主人公を、シビアに書く著者をすごいと思いました。2024/01/29

みたらしだんご

5
主人公、壬生七郎みたいな男性が現代では受け入れられるだろうか、とまず感じました。立原さんの本は以前読んだことがあり、良かった記憶がありますが、この小説で描かれる「男の美学」は正直理解しづらいし、壬生に感情移入はできません。しかし、ある意味徹底的に突き放したような視点や、日本各地に赴いた時の心境描写は惹かれるものがありました。タイトルの『あだし野』は絶妙。2013/05/02

うぇす

2
小説家、愛人、余命 ○自堕落な生活を送る小説家が妻と愛人の間でふらふらする話。とくにオチとかはない。レイプシーンは人としてどうかと思う。2010/06/14

雲國斎

0
立原正秋もわりと読んだけど,すっからこんと忘れてる…。1977/09/22

obb

0
△男がふらふらしてるから、女は不安で狂う、こういう男は、怖いー。2012/08/25

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/540759
  • ご注意事項

最近チェックした商品