ジャンプコミックスDIGITAL 浅田弘幸作品集 1 蓮華

著者名：浅田弘幸【著者】

集英社（2016/07発売）

• ISBN：9784086188982

内容説明

【ページ数が多いビッグボリューム版！】大戦を終わらせる為に現れた人斬り人形――極楽浄土を象徴する花の名を持つ男・蓮華。その仕掛けの右腕で斬られた者は、傷みさえ憶えずそこにいけるという。…だが、人を斬ることしか知らないはずのその人形は、殺戮の中でいつしか心を持ち、人になりたくなってしまった。いま、生まれ落ちたばかりの心で、人斬り蓮華の旅が始まる。コミックス初収録『ふたつの忍花』収録

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[黒糖]

人形として育てられ、斬られた者を極楽浄土へ誘う右腕を持つ放浪の剣客・蓮華。壮絶な過去を持ちながら、素朴で素直な心で弱者を助け悪を糾弾して旅を続ける蓮華が格好良いです。♯1と♯5とで10年以上経っているので、絵柄の変化が激しい部分はありますが、意外と違和感なく読めます。是非、完結へ向けて続編を描いていただきたいものです。

2013/08/18

[丹 偉佐武②]

単行本に未収録の話が掲載されていると知り、慌てて購入＆即読了。『ふたつの忍花』は絵が最近っぽくなってたけど自然に読めたし、相変わらず素敵でした。「生きているものは色がいい きっと心があるからだ」カッコイイ！ 続編が読めることを切に祈りつつ、気長にお待ちしております。

2012/11/14

[サト]

単行本では完結されなかった作品。 仕掛の右腕を持った人斬り、その腕に斬られたものは痛みも感じずに極楽浄土へいけるという。 設定と描き込みの美しさを見事に裏切られた。　 もっとも、伏線を回収しきれなかったのか、する気がなかったのか、そもそも伏線ですらなかったのか、回収したつもりの完結なのかは、分からないのだが。 少し表情の柔らかくなった主人公の、人としての心情をもっと読みたかった。

2012/09/29

[れぐるす]

この人が描く人物は本当に美しい。できることならもう少し長く楽しんで読みたかった作品。

2012/03/08

[ムニメグ]

戦乱の世で人斬りの「人形」だった蓮華が「人」になろうとする姿がいいですね。花がよく扱われてるのも印象的でした。最後の話だけ絵柄がかなり違うと思ったらずいぶん後に描かれてたんですね。他の「人形」もちょっと気になります。

2011/10/23