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内容説明
◆なぜ、今の時代に「自分力」が必要なのか?◆
「自分力」とは、「好きなこと」「興味のあること」をとことんまで突きつめ、
結果や成果へと結びつけることのできる能力のことです。
中学一年の授業で「money」を「モネー」と読んでしまい、
みんなに笑われたことがきっかけで大の英語嫌いになってしまった少年が、
いかにして自分の「得意」に気づき、「自分力」を発揮して、
ついにはノーベル賞を受賞するまでに至ったのか?
本書では、「自分力」を磨き上げるための3つのアプローチ法と、
どうやって「自分力」を活用していくかのヒントを、数々のエピソードを交えて紹介します。
日本の科学、教育、社会の未来に大きな道しるべとなる著者のメッセージに、今こそ耳を傾けたい一冊!
◎「自分力」を磨くための益川流10の教えとは?
(1)「理解する」ための日本語力を鍛えろ
(2)自分で考えるクセをつけろ
(3)限られた条件のなかで知恵を絞れ
(4)目標は高く設定せよ
(5)なるべくムダなことを心がけよ
(6)ゴールまでのプロセスを楽しめ
(7)議論の中で自分と対話してみろ
(8)肯定のための否定の作業を行え
(9)予測を立てて動け
(10)結論から最初に戻ってみろ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぱんにゃー
81
【憧れ】 『ムダなことをして「自分力」を磨く』 ムダ大好き♪ よぉし、もう少しでノーベル賞だ(*´∀`*) /どのくらい もう少しかというと『機が熟せば、おのずと突破口が見えるタイミングが訪れます』『今すぐ解決できない問題については、とりあえずタグをつけたうえで別の課題に取り組んでみるのもいいでしょう』 了解! ながーい目で(笑)2015/07/07
のぶのぶ
26
ノーベル物理学者の益川敏英さんの本、2冊目。科学者、研究者の方の本はいつも感銘を受けます。憧れ、それが近くにあり名古屋大学に進学していく。やはり議論して自分の考えを深めていく、今、どうしても効率を求められてしまい、疑問があっても通してしまうことがあるが、個人的には、議論はとても好きです。好きなことや一生懸命やっているもので議論ができることは楽しいものです。物理と数学の考え方の違い、違う視点で考えたからこそ、6つのクォーク論にたどりついたのだろう。失敗はない、思わない大事!!2016/09/10
booklight
24
【再読】なるほどと思って読んでいたら、同じ本を2年前に読んでいた。ショック。しかも結構楽しく読んでしまった…。うーん、ちょっと読み方を考えないといけない。それでも新しい?気づきがあった。興味関心を追求することが自分力を高めること、とあるが、興味関心はちょっとでもいい。最初は、少し面白いことに自分で気づいて、ちょっとやってみて得意と思い込む。才能があるかないかでなく、どう育てるか。もう一つは「study」はギリシャ語で「知る喜び」という意味だそうです。素晴らしい。学ぶことの後ろめたさをなくしてくれる。2020/09/13
ヨータン
19
先生が書いておられるように好きなこと、興味のあることを徹底して行い、ノーベル物理学賞まで受賞したので、本当に最高の研究者ライフを送ってこられた方なのだなと思いました。無駄なこともたくさんしたようですが、その無駄も結果としてノーベル物理学賞につながっているし。無駄とか考えずに興味のあること、全部やってみようと思いました。2016/02/28
けんとまん1007
15
先に読んだ鷲田先生の本とも通じる部分があると思う。いろんなことをやる中で、自分が面白い・好きだと思うことを極める。それだけなく、それ以外のことも、いろいろやってみるということ。狭い中にこもらず、そうすることで、新たな発見・思考もでてくる。確かにそうだと思う。視野が狭くなると、自分のことだけになってしまうし、誤りから抜け出せなく危険性がある。ムダの効用にも通じるのではないか。「個人」と「自分」をわけて捉えている視点が、益川先生らしいと思う。2014/11/09