内容説明
沢登りや岩登りをしないと見ることのできない「幻の滝」。
写真集『黒部』を世に出した写真家・志水哲也氏による「幻の滝」をおさめた写真集がいよいよ完成しました。
知床岬のオホーツク海側、滝壺が海となっているカシュニの滝。
四段350メートル、日本一の落差を誇る立山・称名滝。
500メートルの大側壁によって狭められた黒部・剱沢大滝。その最奥にかかるD滝。
このような日本の渓谷美を象徴する10の「幻の滝」を本書に収録しております。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
deerglove
1
滝ラバーにはたまりませんね。本当に好きで魅せられて登っている!凄さがひしひしと伝わります。2015/01/30
Yasutaka Nishimoto
0
劔沢大滝へのドキュメンタリー番組はたまたま見たが、そのスケールは圧巻だった。その旅から構想された本書は、国内10箇所の「幻の滝」が紹介されていて、秘境にあるからこそ見られないそれは、非常に貴重。山道を歩いていて、名もなき小さな滝を見つけただけで心踊る体験になることが多いが、ドローンなど撮影技法が増えた昨今では、また違った滝の姿が見られるに違いないとワクワクする。2015/03/14
志村真幸
0
日本全国の「幻の滝」を収めた写真集である。全点カラー。 沢登りや岩登りをしてしか近づけないような滝、冬山登山が必要な滝、海上からしか見ることのできない滝などが撮影されており、余人にはまねできない。 きらぬめくような水の動き、氷瀑の不思議な造形など、見飽きない。 とりあげられているのは、知床のカシュニの滝、白神山地のヒグラシの滝、飯豊連峰の梅花皮大滝、奥利根の越後沢中俣大滝、菅平の米子不動、大台ヶ原の西ノ滝などなど。2019/03/08