文春文庫<br> 草雲雀

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文春文庫
草雲雀

  • 著者名:葉室麟【著】
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • 文藝春秋(2024/12発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
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  • ISBN:9784167923136

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内容説明

ひとはひとりでは生きていけませぬ――。
愛する者のため剣を抜いた男の運命は!?

りり、りり、りり……
草雲雀は一晩中、恋の歌を唄う。
媛野藩の若き藩士、栗屋清吾は風采の上がらぬ三男坊だが、剣はめっぽう腕が立つ。
女中のみつと深い仲になり妻とするが、家長の長兄には認められていない。
そんなとき、道場仲間の山倉伊八郎から自分の用心棒になるよう頼まれる。
伊八郎は実父の後を継ぎ、藩の筆頭家老になるには清吾の剣の技が必要だという。
「子どもを持ちたい」というみつの願いに応えるために申し出を引き受けたものの、
伊八郎の出世を阻もうとする敵からの刺客が次々と襲い掛かり……。

解説・島内景二

単行本 2015年10月 実業之日本社刊
文庫 2018年12月 実業之日本社文庫刊
文庫 2024年12月 文春文庫刊
この電子書籍は文春文庫版を底本としています。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

はつばあば

45
何と申しましょうか。婆から見ると真面目だけれど味噌っかすな清吾が伊八郎に翻弄されているようでハラハラしながら二人の友情?関係を見守ってきました。(私が若ければそんなこと思わないのでしょうが。)伊八郎は実父が元家老でその後を継ぎ、藩の筆頭家老になるなどと大きな望みを抱いたが暗殺を恐れ清吾を用心棒に。肝が太くて繊細な部分もある伊八郎。後がよけりゃいいけれどほんとこんなごんたくれが家老に?と。でもねやっぱり親の血を引いてますわ。最後までハラハラしましたがホッとして読了できました2025/06/02

かたぴぃ

2
文庫本で購入。『ひとが何事かをなすのは、大きな器量を持つゆえではなく、草雲雀の如くちいさくとも、おのれもひとも裏切らぬ誠によってだということでございます。』『ひとはひとりでは生きていけませぬ。いとしいひとを大事に思える、深い心を持ったひとになってもらいとうございます。』安定の葉室作品。一気読みで久々に楽しめた。友情、親子愛、夫婦愛、仕事愛、愛てんこ盛りの納得の作品、清々しい気持ちで読了。部屋住みの身でも、愛するみつと家族を作りたいというささやかな夢を叶えるため不器用だけど誠実に生きていく清吾がカッコイイ。2025/02/14

cloud9

1
解説には言うまでもないと断り書きがありましたが「草雲雀」は鳥だと思ってこの本を手にとりました。何なら空高く舞い上がる前に草むらにいるヒバリのことかと…フフンw2025/02/27

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