内容説明
騎士団にある付属のカフェテリアの料理長であるロビンは、閉店後お腹を空かせてやってくる騎士団長のサラに料理をふるまっていた。ある日、以前の勤め先である王室厨房の料理長バッカスが娘の結婚式の料理を作ってほしいと依頼してきて――。暖かな料理が心を癒す「小説家になろう」発人気作、待望の第二弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
瀧ながれ
17
ロビン料理長、大役を任されてまた一歩成長の巻。彼の腕の確かさが広く認められるのは、読んでいて嬉しかったです。なんだかめんどくさそうな男が登場しましたが、彼は今後も絡まってくるのでしょうか。…地の文の視点が定まってないところがあるので、読みながら混乱することがありました。こういうの、最近は編集段階で直らないものなんだなあ。2018/02/20
tochi
5
★★★★★サラとロビンがお互いのことを意識し始めた。次ぐらいでくっつくのかなー…私も誰かに美味しい料理作って欲しい!2017/01/14
ゆり
4
Web版の中編から物語の世界が大きく広がっていて、それでもロビンの作る美味しいご飯とロビンとサラの微笑ましい関係性等私の好きポイントは変わることなく、安心して楽しむことができました。サラに近づく人間にことごとく嫉妬しているロビンが可愛い。りんごの蜂蜜のお話がお気に入り。ロビンの姉妹のお話も楽しかった。ゼニスの過去はかなり凄惨で、ベルタを追う存在もあり、この平和な日常が崩れてしまうかと思うと不安……。ロビンは本当に報われてほしい。続きが楽しみです。2016/04/28
家守
2
ゆるりゆるりと変わっていく、ロビンのサラへの想いが味わい深い。 周囲の人々の様々な感情は、温かかかったり鮮やかだったり、複雑だったり。 おいしい料理たちに彩られる彼らの物語がまだ続くことがこんなにも嬉しい。2016/04/16
寄り道
1
もやもやしながら、やっと自覚したロビン。次はサラかな。でもその前にベルタを攫いにきたデステの片付けが先か。2016/07/09