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内容説明
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線分を無限に分割していったら、最後に何が残るか?紀元前6世紀、循環論法「すべてのクレタ人は嘘つきである」にはじまった人間と無限との格闘は、わずか1世紀後、アキレスと亀のパラドクスを掲げた「ツェノンの逆説」の出現により完全にストップしてしまいました。以来、数学の本流は無限を避け続け、ようやく20世紀に誕生した「集合論」によって、無限の正体が明らかにされつつあります。無限大、無限小…その先に何があるか。(ブルーバックス・1992年12月刊)
目次
第1章 物語・伝説にみる無限
第2章 生活の中の無限の落とし穴
第3章 無限とのたわむれ
第4章 数学の世界への登場
第5章 無限のルネサンス
第6章 「数学と無限」の話題集
第7章 無限への新しい挑戦
第8章 ネオ・マス時代の無限
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
SOHSA
15
物語、伝説からネオマス、コンピュータに至るまでの様々な視点からの「無限」という概念へのアプローチ。日常生活からあまり解離しない努力をしつつ、しかし積極的なアプローチは取っつきやすく分かりやすい。反面、間口が広い分、奥行きが狭く、物足りない感が残るのは否めない。特に本書がブルーバックスであり、その読者層を考えればもう少し突っ込んだ解説がほしかったようにも思う。ともあれ中学生くらいからは十分に読める入門書としては最適である。2013/09/15
BIN
2
タイトルから無限級数和とか∞を考えた時の不思議な現象について語っているものかと思っていたら違うものでした。無限小とかアキレスと亀のパラドクスとか何かしら無限に関わるものを紹介しているものです。カントールの無限の分類とかあったのはよかったのですが、オイラーの自然数を∞まで足していくとマイナスになるところとかそういう不思議にも触れて欲しかった。2015/10/19
Yggdrasill
1
非常に読み易く、かつ面白い。鉛筆を片手に、あるいは頭の中に数式を思い浮かべ、数学における「無限」という概念を転がしながら読むといい、中学生、高校生に読んでもらいたい一冊。2010/12/15
mako
1
無限という概念、それ自体が不思議なものだと思った。「無限を有限に閉じ込める」なんて感覚は普段の感覚だと想像し辛いけど、新しい視点で言葉と現象が繋がるのを知ると、自分の知覚がいかに狭いのかに気づかされる。2010/12/11
ショ
0
そんなに面白くなかった。別に面白くないわけじゃないんやけど、ゾクゾクするほど面白いわけじゃなかった。2014/03/23
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