内容説明
新天地・幼稚園にあこがれて失望した子供時代から、結婚生活、学問、と失望を繰り返してきた。数え切れない夢が破れ、今ではわずかに「大哲学者として尊敬を集めながら名ジャズピアニストとしても活躍する武術の達人」になる夢しか抱いていない。笑う哲学者ツチヤ教授が初めて語る、爆笑の失敗人生記。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
10$の恋
27
今まで、アットランダムにツチヤ先生の本を気楽にアハハと読んで来たが、この本は「ツチヤ成分400%」みたいな濃厚さ。まるで『創味の濃縮出汁』を原液で飲むような贅沢さ(なんぼなんでも創味の出汁を濃縮原液では飲めないけど笑)。ケンジストでよかった〜てつくづく思う♬人間の本質を謙虚に肯定的に多面的に、わかりやすく述べていらっしゃる。何度も「そのとおり!」と肯く私。ツチヤ先生の生い立ちから今まで歩んだ人生のエッセイ…てか、哲学についても考察している。これが結構教訓になるんだなぁ。さすがお茶の水女子大学哲学教授!2024/12/16
ichiro-k
16
心身ともに疲れたので、気分転換に読む。 モノは考えよう・モノは言いようという内容。 例えば、自分のように老化が進み、近い将来に「死」を意識した時に 「こんな世の中にオサラバ出来る幸福を感じる」のか「自分の人生ってなんだったんだろうと不安になる」のも大差はなく、要するに気の持ちようじゃないかい?と 本書を読んでいる最中に閃く。 しかし、著者のエッセイは記憶に残らない。 2012/06/12
しき
10
土屋先生が哲学を志したきっかけ、哲学について勉強したことが書いてあり、ツチヤファンには重要な一冊。先生は、ドフトエフスキーを読んで常識を疑うようになったのをきっかけに哲学に興味を持った。勿体ぶる割にはくだらない哲学論文を読んで「もっと度を越せば面白い」と思い、ユーモアエッセイを始めた。偉大なことを達成するための小さな一歩がどのようなものか、参考になった。ハイライトは『役に立つものが何のために必要なのか。役に立たないものを手に入れるためだ』。他人の役に立って手に入れた給料で、役に立たないモノを買うのが人生。2016/08/15
ごる
5
つちやさんのエッセイ本は高校生のころから兄に勧められて何冊か読んだことがある。 だから、パターンは分かってるのだけど、クスリときてしまう。 ただ、この本のなかには、講演の記録も入っていて、若干「哲学者」のツチヤ先生もブレンドされている。 本棚に眠っているまじめな哲学書もよんでみよーかな。2013/01/14
やどかり
4
土屋節が読みたくなって。本書は、日経新聞をはじめ本州四国連絡高速道路、全国焼き肉協会、クロワッサン、WEDGE、PHP、文學界、にちぎんなど幅広い媒体にかかれたエッセイを集めたもの。土屋先生の生い立ちから、影響を受けた本や土屋語録などおもしろおかしく紹介。冒頭からずっこける。肩の力を抜いて、リラックスして読める1冊。 2024/11/23
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