内容説明
宿敵・袁紹を倒し、河北を制して中国の北半分を手中にした曹操。丞相に昇り、天下統一の総仕上げとして、荊州(けいしゅう)に出兵する。一方、諸葛亮(しょかつりょう)を得た劉備は、呉の孫権と組み、赤壁で曹操軍を待ち受ける。策略にかかり大敗を喫した曹操だったが、帝から、王国・魏の設立を認められる。乱世の姦雄の生涯、ここに完結。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アイゼナハ@灯れ松明の火
25
よっし、なんとか読み切った!かなり作者が想像の翼を羽ばたたかせた読み物だったな〜。他にも『仲達』とか『呂布猛将伝』が書かれてるみたいだけど、トーンは共通してるのかしら。内容はともかく、むしろそっちの方が気になる感じ。2011/02/22
sayan
12
物語は、いよいよ佳境の赤壁の戦いへ進む。個人的には、曹操と言えば映画「レッドクリフ」で演じたチャン・フォンイーのイメージが強い。さて、下巻にいたって著者のストーリー展開はよりオリジナリティが増す。そのため評価も賛否両論。小説は、様々な解釈(あるいは著者なりの説明)が魅力の一つと考える。その意味で本書もエンタメの範疇として楽しめた。もちろん正統派の方々には違和感があるのだろうが。姦雄と評され、最終的には魏の設立にこぎつける手腕物語は興味深い。全体的に上・中巻の安全保障と宗教に対する曹操の姿勢が印象的だった。2018/08/02
BIN
3
読了。今までの三国志にはない独自解釈/設定が多いことは評価できる。面白いとか感心できるかどうかは別として。もう少し魅力的な曹操にはならなかったものか。あの最後はないだろうに・・・2011/04/10
とみくら
3
最後まで淡々と描かれている印象。徐庶が密かに大活躍ってのが落ちか〜。2011/03/04
ユウ タム
2
面白かった2011/02/25
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